January
16
2014
今回は、学生部卒業生で、現在民間企業で働いておられる山田英孝さんにインタビューをしてきました。現在は大手企業の人事部で働いておられ、就職活動にも企業の側から深く関わっておられます。山田さんに学生部時代の経験が就職活動でどのように活きてきたか、また課外活動に取り組む学生を企業はどう見るかをお伺いしてきました。
インタビューにご協力頂きありがとうございます。
早速ですが、山田さんが村山事務所学生部に在籍するに至った経緯を教えていただけますか。
1回生の時は普通の学生生活を送っていて、内心「このまま4年間過ごすのはヤバイ」「何かアクションをして自分を変えないといけない」という危機感がありました。ある日、たまたま大学の図書館前で議員インターンシップのビラを配っていて、政治家の仕事に関心を持ち大学内で開かれるガイダンスに行くことにしました。そこでの紹介ムービーが感動的で、「自分もやってみたい!」と思い、議員インターンをすることを決意しました。熱い事をやりたいという気持ちが強かったので、京都で一番厳しいと言われていた村山事務所に行くことにしました。
必死こいてやるしかないな、と日々思っていましたね。インターンに対して楽しさを求めるというよりは、立てた目標に対して逃げずに一生懸命向き合おうとか、自分に負けたくない仲間に負けたくないとか、そういった思いで過ごしていました。インターン期間は2ヶ月あって、そのうち40日ぐらいは事務所に行っていたと思います。
インターンが終わったとき、祥栄さんから事務所に残って欲しいと言われて、それが自分が必要とされていると感じ、嬉しかったのを覚えています。祥栄さんからもっと学びたかったし、祥栄さんの力にもなりたかったので事務所に残ることにしました。
学生部に入ってからは後援会を2つぐらい持たせてもらったり、パーティーの統括を任せてもらったり、責任ある仕事を任されました。祥栄さんの著書『同和裏行政』のデータ調査はインターン期間中からやっていましたが、学生部に入ってからも市長へのプレゼン資料を作成したりしました。自分達の行ってきた調査が要望書というかたちで市に提出されたり、本の出版に繋がったのは凄く貴重な経験でしたね。
大変だったことを記憶しています。学生部という組織を衰退させてはいけないし、いかにして次のステップまで組織を保てるかということをずっと考えていました。 まずは学生部の人員を確保すること。学生部に新規で来る学生を集めないといけない。そのためにも魅力のある、お互いが楽しめるような組織にしようと心がけていました。そして、後輩指導をちゃんとすること。できるだけ事務所に来て、気付いたことを直接教えてあげようと思っていました。インターン生が入って来たときは、ずっと最後まで自分が面倒みようと思っていました。
学生時代頑張ったこととして、ほとんど事務所のことを話していました。事務所の一員として2年半も活動して、その中で多くのことを学びました。それをPRしていきたいと思っていましたね。有権者と政治家の橋渡しとして活動してきた経緯から、関係構築能力があることが強みですと、特にPRしていました。あとは行動力と統率力と協調性もです。人の役に立ちたいという思いもPRしていました。
もちろん大きかったと思います。
1番はいろんな人と出会えること。多様な価値観に触れ、人によってどのようにコミュニケーションを取ればよいのかを学べることですね。
2つ目は気配り。今でも四六時中先輩に言われていると思いますが、事務所にいると凄く気をつかえるようになると思います。それは社会人になっても大事なことで、仲間を敬い、気づかうというマインドを学生時代学べるのは凄くいいことだと思います。
3つ目は祥栄さんから学ぶこと。これは物凄く大きいと思います。2人で車に乗るとき、食事をするときなど、一緒にいる時間はたくさんあったので、様々なことを直接学べました。人として筋を通す生き方、自分の信念を曲げないことなど祥栄さんからたくさんのことを学びました。それらの学びの中でも一番の収穫は、縁の拾い方。チャンスは身近に沢山転がっているけれど、結局、チャレンジする人にしか舞い込んでこない。チャンスを広げるためにも「また会いたい、この人と一緒にいたい」、そう思ってもらえるような人になれるよう自分を磨いていかないといかない。そういうことを背中から学びました。
学生時代、これは頑張ったと誇れる経験をしている人はやはり自信が表情ににじみ出ますね。企業の側から見ても大きな魅力だと思います。実際、僕自身事務所からいろんなことを学びました。「大事なことは政治家事務所で学べ」って本を書きたいぐらい今の自分を形作るかけがえのない経験が出来ました。
本気でチャレンジできる環境だと思います。例えミスをしても、本気でやっているなら許される。逆に言うと手を抜けないプロ意識が試される。そのような村山事務所の環境はとても素晴らしいと思います。本気でやっている人はやはり輝いているし、魅力的だと思います。だからこそ、やるなら本気になってやって欲しいと思います。