京都新聞4新人の争いか 京都市長選あす告示
任期満了に伴う京都市長選が3日告示される。3期目の桝本頼兼市長の引退表明を受け、これまでに自民党、公明党、民主党府連、社民党府連が推薦する前市教育長門川大作氏(57)、共産党推薦の弁護士中村和雄氏(53)、会社相談役岡田登史彦氏(61)、市議村山祥栄氏(29)の新人4人が、いずれも無所属で立候補を表明している。12年ぶりに新人だけの激しい選挙戦が予想される。投票は17日に行われ、即日開票される。
新景観政策の運用、職員不祥事の根絶、財政再建など市政課題への対応や、人口減少などを踏まえた今後の京都の方向性が問われる。
村山氏は、市役所外部出身者による市政改革の断行を掲げ、行政不信や財政危機などからの脱却を訴える。後援会や知人、友人らによる「よみがえれ!京都」を母体に運動を進める。
4人以上の候補者が立つのは、1989年の市長選で9人が争って以来19年ぶり。昨年の大阪市長選、1月の大阪府知事選に続く大型選挙で、次期衆院選の「前哨戦」ともみられている。