2008年07月06日放送の、FM79.7 京都三条ラジオカフェの番組「学生とおかんがつくる、住育コミュニティー」に出演しました。
本日のゲストは前京都市会議員で活躍されておられました村山祥栄さんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
では早速なんですけど、自己紹介をお願いします。
はい。村山祥栄と申します。
ついこの前今年の2月まで京都市の市会議員を2期務めさせて頂きまして、過日の市長選挙に出馬を致しましたので、ちょっと残念ながら負けてしまったのですけれども、結果負けたので今は浪人中というような事でやっております。
今日はですね、元々わたし市会議員をやる前はリクルートという会社で住宅情報の営業マンを実はかつてしておりまして、家庭とか住まいっていうのにずっと注目をしながら、いろんなお家を見てまわるのが仕事やったりしまして、そんな事をずっとやっててその後議員になって青少年の育成であったり教育問題をずっとやっていく中で、「どういう住まいが良いんだろうか」なんて事を考えていたら、ばっとぶつかったのが宇津崎さんだったと。
こんな事もありまして今日はお招きを頂いたんだというふうに思っていますが、どうぞ宜しくお願いいたしたいと思います。
宜しくお願いします。そういった住宅の事を仕事にされてて、そういったきっかけでお知り会われたということなんですけど、先ほどちょっとお話を聞いていて、ついこの前お母ちゃんの家に行かれたそうなんですけど、どうでしたか?
いや、もうね、一言で言うと凄いなと。
僕営業マンしていたときに、いろんなお家見ていて「どういう家が暮らし易い」とか「どういう家を作ったら子供が元気にすくすく伸びていく」とか、例えばよくあるのは「アトピーが出ないようなアレルギーを抑えたようなお家」とかっていろんな種類のがあったんですけど、結局究極的なところは「家族がどう団欒して、どうして子育てして、そこで全てを完結させるか」って、これなかなか難しい課題で出来なかったんですけど、行ってびっくり。
「はぁ~出来てますやん」みたいな。
「それできちゃうんだ」みたいな。
凄い感動がありましたですね、この前行かせてもらったとき。
私はまだ行く機会が無くてまだ行かしてもらってないんですけど、前回のゲストの方にもお母ちゃんの家のことを聞かせてもらって、凄くお母ちゃんの家に暖かさを教えてもらったんですけど、その中で未だに覚えているのがお風呂なんですけど、お風呂入られましたか?お母ちゃんの家の。
お風呂には入って無いですけど、お風呂は通りました。
ははは。(笑)
そこまでちょっと団欒する間が無かったんですが。(笑)
あっそうなんですか。なんか凄くお母ちゃんのお風呂リラックスできるのを聞いていて、入られたのかな?って。
でも、あの、凄いお風呂ですね。
今わかりましたか?「お風呂に入られましたか?」って言ったんですけど、祥栄先生は「通りましたよ。」って言われたでしょ。通ったっていう、お風呂を通ったっていうのはわかりますか?
あ~~。
そうだ、そうだ。
「お風呂入られましたか?」って言われてるんだけど、入ったんじゃなくて「僕はお風呂を通りましたよ。」って今。
えっ…。通る…。えっ、お風呂を通る…。家の知ってる構造上「通る」っていうのが、あまり…。
おかしいでしょ。
はい。
普通聞いたら「日本語おかしいよね」って感じですよね、自分で言っていて。
パーソナリティ:おかしいよね、そうそうそう。「お風呂を通ってきました」って。
えっ、えっ、どういう…、えっ、その…。道にお風呂が。
おかしいでしょ。
凄く今パニックになってる。
でしょ。お風呂が廊下になってるんです。
そぉなんですか?
入口と出口があるんですよ。
えっ~~~、そうなんですか?
スルーするんですよ。
えっ~~~…、えっ、はぁい。
お母さんを楽するーにしようってので、お風呂場を。だから楽スルーっていうんで商標登録も取ったんですよ。
へぇ~~~。
キッチンに立ちながらお風呂もお掃除して、トイレ・洗面所にも行ける。廊下にしちゃったんですよ。
へぇ~~~~~~。
だからお風呂に入って蝋燭を灯してキャンドルでってお話していたから彼女は「お風呂入られましたか?」って言ったんだけど、「お風呂通りました。」って祥栄先生が言ってくれて。
常識が通用しない家なんですよ、僕にしたら。
私もなんか全然想像ができない。
本当にこれは凄いな。よくこれを思いつかはったよねっていう。発想の凄さが何よりびっくりしましたよね。
私がびっくりしたのは、男の人が暮らし方まで考えるなんて村山祥栄先生初めてなんですよ。
普通やっぱり「ユニットバスはこれどこのメーカー?」「パネルヒーターはどこのメーカー?」「トイレは TOTO ですか?inax ですか?」って、そんな見方をするんだけど、さっきから話を聞いてもう感動しました。
びっくりしたのは、なんていうかな、「家族団欒をどうしたらいいか」って、それをずっと考えて仕事してたっていうのは、やっぱり視点が違うなと。男性はその考え方って持てないんですよ。
そうです、なんかどっちかっていうと家族を考えているのは、女性ってイメージがあるんですけど。
ですよね。
なんか男の人はどちらかというと仕事のほうを中心にがんばって、仕事のほうに視線が行くってイメージがあるんですけど。
利益だけ追求して数字で一生懸命頑張るのが男性やと思ってたら、村山先生違うんですよね。そこの視点が違うってのは私は逆に感動しました。
でも結構ね、今男性も含めて親が「子供をどう育てていくねん」とかっていうのは凄い皆一生懸命考えられてて。
ちょっと話それますけど、例えば今東京で売れてるマンションって「勉強ができるマンション」って売り出してやってるんですよ。どういうマンションかというと子供部屋が無いんですよ。子供部屋あるんですけどリビングから続いていて子供はお母さんのそばで勉強させられる。だからリビングとかで勉強するようなお家造りをしているマンションが凄く売れてて。
これはアンケートも取ってデータ取りして作ったはるんですけど、結局東大に入る子供の中で、個室で自分の勉強部屋で勉強している子供の比率より遥かに、リビングとか台所とかお母さんの横で勉強している子供のほうが東大に入る確立は極めて高いとかね。
えぇ~~。
という事がデータで出てて。
出てますよね。
だから結局雑音が多少ある中でお母さんの目の行き届くとこで、家の家事をしたはる音を耳に聞きながら勉強したほうが実は勉強効率は高い。
そういうのがどんどん現実増えてきてる中で、それをかねてからずっともっと色んなものを含めて複合的に追求したはるので、結構やっぱりね、こういうのって知らないだけで親御さんなんか男性も女性もかかわらず反応は大きいと思いますよね。
そうです。
なんか勉強の話とか、あの(不明)の話なんですけど、やっぱり一人で私も大学受験のとき一人でずっと勉強してたんですけど、やっぱり煮詰まるっていうのが一人でもくもくとしてたらやっぱり煮詰まって、その時に何をするかっていうと、やっぱりマンガを見たり音楽を聴いたりなんか全然勉強とは全然関係の無い娯楽のほうに走ってて、読んでるうちに時間だけが過ぎちゃったっていうのがあって。
でもお母さんとかの近くで勉強していると、やっぱり監視って言い方はおかしいんですけどちゃんとやろうって意識もあるし、わからないところがあった場合一人で勉強していたらわざわざ訊きに行くのに「行きたなぁ(行きたくない)」と思ってしまう部分がありますけど、直ぐに訊ける状態「ここわからないんやけど」直ぐに訊ける状態っていうか、空間ってのが作られているので、結構はかどるとか。
それとね、もういっこあるのは、べらべら喋っていい?(笑)
はい。
はい。
昔って向かいのお家っていうたら小さい一軒家で、横で子供がぎゃぁぎゃぁ泣きながら、その横で子供は一生懸命勉強してたわけですよ。今は確立されて社会全体がサービス合戦になっていて、なんでも提供してあげるから非常にいい環境をどんどん追求できるわけですよ。
昔なんかマッサージ無かったけど、今はどこ行ってもマッサージでリラクゼーションできて、しかもそれも音が良くて気持ち良くてとかっていうのがどんどん進んで行く中で、五月蝿いところで勉強しているのと静かなとこで勉強しているのとなら、そら静かなとこで勉強したほうがし易いんですよ絶対に。
あ~~、そうですよね。話は途中なんですけどここでミュージックブレイク。音楽をお聴きください。
先ほどは住宅のことについて中心にお話をさせてもらったんですけど、お話を戻させて頂きまして、村山さんが住宅の仕事をしておられて、どういったきっかけで議員さんを目指そうとか、議員さんになられたんですか?
僕は住宅の仕事をする前から議員になろうと思ってまして、元々議員になろうと思ったのは15歳ぐらいのときに「今の政治家たちが自分の身の保身に走って、なんで先人達は一生懸命国の為に働いてきてくれたのに今の政治家は働かないんだ」と。
「こんな政治をやっていたらこの国は滅びるぞ」と。
「俺がやったほうがええんちゃうか」と。
という非常に単純な発想で僕は政治を目指して、ずっと18才からこの世界に身を投じてやってたんですね。
だから自分の中では政治の世界にそのころからやろうと。そのために逆にいうと「もっと色んな見分を広めなあかんね」ということで、実は会社に入ったという。
あ~…。え~…、15歳ですか…。私が15歳の頃普通に遊んで、何も考えずに遊んでました。
僕も普通に遊んでましたよ。勉強もあんまりせずに。(笑)
だけど凄いよね。15歳のときに政治家になろうって。
はい。
なんか、あの、その、恥ずかしい話今でも私はちょっと、今現在21歳で選挙権があるにもかかわらず、あまり政治を詳しくないっていうのがあって、政治に関しても関心を持たないといけないなと思うのですが…。
どうしたらいいか?
S:関心は持って頂きたいですけど、まあどうしたらってね結局考えていくんですけど、やっぱり密接に絡んでこないと無理なんですよねなかなか、だから結局投票率がぐっと上がりだす瞬間って30歳後半ぐらいからなんですよ。
それってどういうタイミングっていうと子育てをし始めて、子供を学校に入れて、例えば「学校の教育がどうなってんにゃ」とか、「なんで京都市の子育て支援の体制は良く無いんだ」とか、そのへんからね「私らって政治に参加せなあかんわ」という意識が急激に芽生えてくるわけで、だから大学生とかって別に政治に対して触れへんでも触れても、大して直接的なものってあんまり無いんですよね。
「消費税払いたく無いな。」ぐらいのもんで、もっと具体的なものが無いとなかなか参加出来ない。だから僕らは「参加してください。」ってことをずっと呼びかけはしてますけど、なかなか難しいのは事実ですよね。
はい。やはり身近なものでは無いっていうのが凄い感じていて、なんか本当に遠いもの、私の一つ言ったこと、言ったことっていうか私の1票とかで何が変わるんだろみたいないうのも、内心のところは正直なところはあって、実際何をやっておられるかっていうのもあまり入って来ないっていうのもあって、あんまり目を向けていない部分はあります。
入って来ないというよりも、今ってもう情報が氾濫している時代なので自分で情報を取りに行かない限り情報って入って来ないです。
ほっといたって寝てたら入って来るような情報じゃ無いので、結局関心を持たないとその情報を取りに行かないので結局入って来ない、の繰り返しになっちゃうんですけどね。難しいですね、これは。
そうですね、やっぱり気持ってか関心をちょっとずつ持っていかないといけないということですよね。
村山さんは議員をやっておられて、おっきいところ?とかには目指され、国?国です?本当に政治が難しい…、全然知識が無くって…。
あぁ、衆議院とか参議院とか目指してらっしゃいますか?
大きい小さいでいうと京都市長を今回目指していたので、ある意味大きいものを目指してたんですけどなれなかったもんで、「じゃあ衆議院か参議院か?」とかって話はよくありますけども僕自身は地方ありきで仕事をしたいなという。
でやっぱり京都に対しての思い入れがめちゃくちゃ強いんですよ僕は。たぶん他の人に比べて人一倍やっぱり京都市、特に京都市なんでしょうねやっぱり。この京都に対する思い入れが強いし。
するとちゃんとやりたいし、「地方がちゃんとできてへんのに国行ってじゃあ何ができんの?」っていう思いも僕はあるし、もっともっとね京都でできること一杯あると思うんですよ。だから「もっと一杯やりたいな」という思いでずっと京都市をやり続けたいなという気持でおりますけどね。
東京が今首都じゃないですか。私もずっと京都に生まれ育ってきて、京都が大好きで、東京が首都だけど京都のほうが色々歴史あるし、「京都のほうが首都でもいいじゃん」と思うところとかもあるんですけど。
未だにだから京都市議会なんかでも一部で、「天皇陛下を京都に帰って来てもらって首都は京都にしようよ」と、東京は経済の中心でいいと。
アメリカなんてのはワシントンとニューヨークつって、経済と政治が分かれてるんですよね。ワシントンが政治の首都なんです。経済はニューヨークです。
だから「日本もそういう分け方をしてもいいんじゃ無いの」と。特に京都の場合は天皇陛下が向うに、御行幸に行かれて帰って来てないっていうような状態もあるので。そういう考え方も当然あるでしょうし、それ以上に色んなものを京都から発信していける特異な町やと、京都は。首都は東京やけど京都はそれ以上に凄いものを一杯発信してるし。
だから京都議定書なんていうのは世界に名だたる日本の誇るものですし、そういうものを次から次へと発信していければ別に、首都が東京やからつったって京都でできることって一杯あると思うんですよね。
京都から大きなものに目を向けていって発信できるものになったらいいなって思いますね。
ではここでミュージックブレイク。音楽をお聴きください。
村山祥栄さん、最後にメッセージをお願いしたいのですが、お願いします。
元々宇津崎さんとこにお邪魔してのご縁でこうしてやらして頂いているんですけども、ずっと住育ということでやっておられるんですが、僕はさっき京都でずっと話になってた「京都から何を発信するか」っていう色んな話をしてるんですが、僕は全て行き着くところは全て人だと思っていて。
実は私は元々市会議員をやってるときに京都市の職員の人事の問題なんかを実はずっとやってて、それをずっとやってたら不祥事にぶつかってしまって、なんかあんな大問題になっちゃったんですけども、それは本意では無くてやっぱりどうしたら人がモチベーション高く頑張れるかみたいな、後は元気に健やかにやれるかっていう、これが全ての源やというふうに僕は思っていて、だから「京都の職員がどんだけ京都の為に一生懸命頑張れんねん」って、これが僕の最大の政治テーマなんですよ。
それと同じように家庭家庭でも「皆どうして元気に過ごしていけるか」ってことをやっぱり考えながら皆やったはると思うんですけど、ただそれがどれだけ重要な事かっていうことを、僕は是非皆さん考えてもらえると嬉しいなと思っていて。
特に僕青少年の育成であるとか、教育の問題であるとか、これは例えば地元のお年より対象のボランティアをずっと僕も一緒に手伝ってやっていきたいから、子供達に触れて色んなことをやる中で子育て支援事業なんていうのを新しく京都で立ち上げたり色んなことを私やってきたんで、今回市長選挙をやらして頂く中でありとあらゆる色んな声を聞いて「やっぱり結局帰って行くところって家庭だよね」っていう。
この家庭力っていうんですか?この「家庭教育をどうすんねん」っていう、それは食育もそうだし、純粋な道徳教育もそうだし、凄い一杯あるわけですけど、その中の「住まいっていうキーワードは凄い大事ですよね」っていうことをもう一辺認識してもらって、皆「環境の良いところに暮らしたい」って良く言うんですよ。
確かに環境が大事だってことは皆気づいているんだけれども、でも実はお家の中までそれは気づいて無い。家の周りに公園があって川が流れてたらこれが環境やったいう捉えかたで、もうひとつ視点を変えてもっと細かいとこまで落とし込んでいけたら、もっといい家庭教育ってできるんだろうなっていうふうに僕は凄い感じてます。
だから私は「京都市」というキーワードを通じて色んな形で人というものを「どう元気にしていくねん」「どうまちを活性化していくねん」「組織を元気にしていくねん」っていう、もうここに僕の思いは集約されますし、「これからも京都市の為にひたすら汗をかき続けていきたい」という思いで僕もやりたいというふうに思っていますので、宇津崎さんにしても是非京都からどんどんと住育を広げていただいて、又お聴きの皆様にも御一人一人が「何ができるんだ」ということを考えていただいて日々お過ごしいただけたら「何より京都にとっては良いことなのかな」というふうに思っています。
こんな感じで宜しいでしょうか。(笑)
ありがとうございます。
ありがとうございます。
だけど住まいが大事っていうことをこれだけ理解してもらえるってのは嬉しいですよね。しかも市会議員のときに子供達、青少年の問題やとか、教育の問題とか、子育て支援の問題とか、それを又市長選で色んな生の声を体で受け止めてくれてるんで絶対いい形にしてくれると思いますよね。
なんか年齢を訊いたら30歳。
お若い。
羨ましいですよね。丁度半分ですよ。(笑)
京都から本当に色んなことを発信すること、人が大事、どうしたら京都市が、京都市の職員の皆が、又住んでる人が元気で健やかに暮らせるか、それを頭に入れて頑張って活躍してくれるこんな若い青年がいたっていうことを、今日はゲストに来てもらってスポットあてられて良かったよね。
はい。私も本当に政治のことについても少しずつ意識を持って、併せて住育のことに関しても本当に自分で意識を持っていかないといけないなって思いました。村山さん本当に住育の為にもこれからも頑張ってください。
ありがとうございます。頑張りますんで又よろしくお願いします。
若い人が本当にこういう興味を持ってくれて、ホームページを見たり、やっぱり応援してほしいですね。
あっ、ひとつ忘れてたけど尊敬する人訊きたいよね。
尊敬する人は両親と高杉晋作という。
凄いですよね。両親を尊敬するって少ないんですよね、今周りを見てても。
ただ私の場合、人の10倍ぐらい親に苦労かけてきてるんですよ。だからよおこんな無茶苦茶な子供を育ててくれたなという。でもやっぱり気ですね。
だけどそれをちゃんと形を変えて京都市の為に、市民が又職員が皆が元気に健やかになる京都を目指して活躍してくれると思います。
はい。頑張ってください。
ありがとうございます。
ではそろそろ終りの時間になりました。今日はお忙しい中ありがとうございました。
ありがとうございました。
ではこのへんでさようなら。