私達は今回、村山議員が理事を務めるNPOの共同作業所であるワークショップ北山にお邪魔しました。共同作業所とは、障害者自立支援法に基づき障害によって就業または一般企業に雇用されることが難しい人たちが自立した社会生活を営む事ができるように、障害者・親・職員等が共同で働く場を運営しているものです。ここワークショップ北山は、障害を持っている娘をどうにかして社会に出してあげたい、という前理事長の思いから創設されました。この作業所では主に企業の下請け業務として、クリアファイルのラベル貼りや、100円均一の商品の組立て(1つ1円) 、お菓子の袋詰めなどの単純作業を行っています。現在、 20代から60代まで幅広い年齢層の、14名の障害者の方が歩合制で働いていらっしゃいます。
ここには特に自閉症を持った障害者の方が多いのですが、自閉症の方はその症状の重さにかかわらず共通して「こだわりが強い」という特徴を持っています。例えば自分の作業手順を順番通りにしないと気がすまなかったり、ファイルに貼ったラベルが少しでもずれたら何度も貼り直したりするなど、その強いこだわり故に自分の仕事に対しての意欲が非常に高いです。そのため集中力を切らさずに、休憩せずに数時間以上も単純作業をし続ける事ができ、普通の人では考えられないような数の仕事をこなすことができます。そんな素晴らしい能力を持った意欲のある方々が集まっているにもかかわらず、安定して仕事を受け続けられていないため、その能力を十分に発揮する事が出来ないという悔しい現状があります。そのため、一人あたりの平均月収は14,000円にとどまっています。以前の給料と比べるとこの金額は良くなったのですが、国民全体の平均月収には程遠いものになっています。
そこで、この作業所では下請け業務とは別に自主製品のクッキーを製作しています。自家製の野菜も使いたくさんの種類の味のクッキーを焼いて販売しています。私達も食べさせて頂いたのですが、とても美味しかったです。クッキーは村山議員の橋渡しでエムジースーパーさん全店にて販売しています。見つけたら是非お買い求め下さい。
(文章・村山祥栄事務所23期インターン生 門井)
自立支援のために皆様へのお願い!!
●何か単純作業を発注していただけませんか?
●自家製クッキーを販売してくれる所をご紹介頂けませんか?
●学生ボランティアに参加して頂けませんか?
●賛助会員になっていただけませんか?(年間2000円)
お問い合わせ ワークショップ北山075-721-0637