「なぜ我々の税金が観光ばかり使われるの?観光客のせいで渋滞はするし、地元は大変」観光政策に対する市民の本音だ。しかし、観光インフラはまだまだ不足している。観光インフラを市民の税金だけに頼るのも正直限界だ。そこで、観光客にも一部負担頂く観光税の導入をすべきだ。それも、とりっぱぐれがなく、負担感が少なく、市民にしわ寄せがおこらない点(駐車場税等は市民にも負担が発生する)から宿泊税が最良だ。それも宿泊金額に対する課税ではなく、欧州型の五つ星制を導入し、星の数に応じ課税するべきだ。格付けは海外観光客に歓迎され、宿泊先選びに大いに役に立つ。
オンシーズンに京都に泊まった不満として「ひどいホテルだったが二万円もした」というような声も格付けがはっきりしていれば理解され易い。ホテル側も星の数を維持するためにサービスに余念がなくなるだろう。実際宿泊税先進国イタリアにも足を運び調査をしたが、導入によって宿泊客が減った事例もなく、しっかりとしたオンラインシステムを導入すれば現場の混乱もない。また、欧州に倣い、ホテルの負担にならないように、支払いはチェックアウト時、現金のみにする。また、石畳化や観光シーズンのバスの増便など観光目的でちゃんと集めたお金を使えば満足値も非常に高い。しかも、格付け方式で徴収すれば、宿泊料金ごとに課税する方式に比べ納税額も3~4倍になる。早々に検討し、導入すべきである。(平成28年3月15日予算特別委員会質問要旨より)