とても慌しい議会でした。16年度の普通決算を審査する議会でした。特に会期真ん中2週間、休みなく一日中決算委員会に缶詰でした。私は、昨年まで公営企業(交通局、水道局)決算委員会だったので、今年から始めての普通決算委員会。
普通決算委員会は、所管する局が大変多い為、二つの分科会に分けて議論を行います。私は第二分科会(二つに分けても委員が25人もいるのです。)に配属になり、担当局は、都市計画局、消防局、建設局、環境局、保健福祉局の5局です。
何が大変って、連日行うわけですが、連日質疑をしようと思うと、かなりの下調べが必要で、当然相当事前から準備を進めているのですが、やっぱり直前になって新しい資料が出て参ったり、とにかくてんやわんやだったのです。詳しくは下記の委員会質疑の項目をご覧ください。
また、11月議会は異常な量の議案が提出されました。主たるものは指定管理者制度に関するものでした。指定管理者制度とは、わかり易く言うと競争原理を導入した施設委託のひとつの形です。この制度の導入自身は大変前向きなものです。しかし今回提案のあった議案は、殆どの施設は以前から委託している管理団体に委託をしています。というのも、一応、この制度導入にあたり一般公募しているのですが、現実は他の新規業者には参入し難い公募になっています。これでは、せっかく作った制度でもあっという間に形骸化、看板は架け替えたけど中身は・・・という結果になりかねません。ここが今回の制度の問題点です。しかしながら指定管理者が全市的に一斉導入されたことは評価に値するものです。今後の展開、特に様々な業者が参入し、競争原理がしっかり働く制度へ発展していくことを期待し、またそれに向け取り組みを進めて参りたいと思うところです。