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平成16年度9月議会市立病院委員会質疑質疑要約

市立病院委員会

村山 祥栄

院長は、病院の顔なのか、病院の経営者なのか、どちらか?

市立病院院長

病院を総括する代表者です。

村山 祥栄

病院も、バス事業のように必要な赤字部門(政策医療)と赤字補填できる黒字部門にしっかり分けて、黒字化を目指すべきでは?

市立病院院長

確かにそうですが、幾ら他の部分で努力しても完全に黒字化するのは少し無理だと思います。

村山 祥栄

ならば、経営者としてお尋ねしますが、どこの指標を見れば、どこが赤字で、どこが黒字か分かりますか?

市立病院院長

わかりません。

市立病院事務局長

ご指摘の点は、診療科別収支分析のことかと思いますが、現在、当病院ではそういった指標が取れない状態です。今後はそういった指標を分析しながら経営努力をねればと思っています。

村山 祥栄

では、今後は診療科別収支がでるんですね!

市立病院事務局長

システムの整備が必要ですが、改善していきたいと思います。

村山 祥栄

今、院長が回答できなかった点、本当に経営者だったら簡単に回答できて然るべき。

では、事務局長が経営者かと言えばそうでもない。

結局経営者不在、これが地方公営企業法の全部適用の検討につながるわけですが、まず早期にこの課題をクリアして頂かないとその検討にも至りません。

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村山 祥栄

次に、院外処方箋が全面実施になりました。それまでそれに携わった薬剤師等の人員の配置転換はどうなってますか?

市立病院事務局長

すぐには対応できませんので、次年度に向けて検討します。

村山 祥栄

現在、このセクションに携わる薬剤師は何名ですか?

市立病院事務局長

8名です。

村山 祥栄

では、この8名の次年度までの処遇、担当業務、資料での提出を求めます。

次に、この院外処方箋実施によっ会計に影響がでる収支額は幾らぐらいですか?

市立病院事務局長

後ほど資料で提出させて頂きます。

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村山 祥栄

さて、病院の経営や安全に関する庁内会議ですが、参加者メンバーはどうなっていますか?

市立病院事務局長

院長以下各担当課長です。

村山 祥栄

病院経営に重要なのは、危機意識を全職員で共有することです。末端の部下にまでそれで本当に共有できていますか?

市立病院事務局長

メールにより全て会議内容を送っております。が、問題は全員がメールを見ないことです。これを今後徹底すべく努力します。

村山 祥栄

なるほど。

私は業績の大幅改善に成功している坂出市立病院を評価します。なぜなら、その裏には、全員参加型の経営健全推進会議を開き、京都市のような縦のラインに加え、8つの部会を構成し、職員全てが横のラインを形成し、高い危機意識を持ってこれに取り組んだ経緯があるからです。

メールの徹底などという低次元な問題ではなくこういった取組を参考に取り組んで頂きたい。

TIME UP!!

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