朝日新聞全国版 朝刊ロストジェネレーション @ 選挙
トップで再選 費用は150万円
「300万円」が相場と言われてきた市議や区議の選挙費用。若い世代の選挙資金は100万円前後と300万円以下で二つのヤマがある。
8日に投開票が終わった指定市議に限ると、回答者のうち、最も少ない自前で集めた資金で当選したのは、京都市議選の左京区選挙区の村山祥栄さん(29)=で、150万円。
15人が9議席を争うなか、トップで当選を決めた。1月から集め、全部支援者のカンパで、持ち出しはゼロ。支出は、供託金50万円に加え、事務所の光熱費、スタッフの食費、はがき印刷代など。50万円は残りそうで、支援者らに選挙結果を報告する冊子の制作費にあてるつもりだ。
事務所の壁にカンパの金額と使い道を書いた紙を張り出した。
「カネをかけりゃええってもんとちゃう」