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2007年04月09日

朝日新聞朝刊

無所属貫いて再選

再選を決め、喜ぶ村山祥栄=左京区の事務所で。

前回は最年少当選だった無所属現職の村山祥栄さん(29)が、15人が立候補して激戦になった左京区(定数9)で、トップ当選。前回の5004票より4000近く票を伸ばした。事務所で「政党や組織がなくてもやることをやれば市民はわかってくれる。すべての皆さんに感謝したい」と頭を下げた。

現職で唯一、会派に属さない無所属議員。申し入れが実り、市議会本会議の質問時間が会派ごとに割り振られるようになった91年以降で会派に入っていない議員として初めて質問に立った。壁を崩しつつあると感じていただけに、「ここで負けるわけにはいかない」と臨んだ選挙だった。

選挙期間中、集まったカンパの額と使った選挙費用を事務所や街頭演説の際に公開。有権所に一緒に考えてと訴えた。

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朝日新聞夕刊

29歳 費用公開しトップ

京都市議選から一夜明け、学生ボランティアらと街頭に立って当選を報告するも村山祥栄=9日午前8時、京都市左京区で。

京都市議選で20代が3人立候補した左京区選挙区(定数9)。15人が立つ激戦の中、2位に約2780票差をつけトップ当選したのは無所属現職の村山祥栄氏(29)だった。

前回は最年少の25歳で初当選。現職で唯一、会派に属さない無所属議員だ。選挙期間中は、集まったカンパ額と使った選挙費用を毎日更新しながら、事務所や街頭演説の際に公開した。

前回は5004表で、当選した9人のうち8番目。今回は候補者が3人増えたが、得票を上積みし8851票とした。8日夜、村山氏は「政党や組織があろうがなかろうが、やることをやれば市民はわかてくれる」と話した。

京都市会議員の候補者は91人のうち20代は8人で、村山氏と右京区選挙区の民主新顔の青木芳香氏(27)が当選。村山氏と同じ選挙区には、民主新顔で同志社大学院生の島内研氏(25)と社民新顔で京大生の佐藤大氏(27)が立候補したが、共に及ばなかった。

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