以前から追究していた、京都市環境局の業務実態について、7月18日、25日、31日に朝日放送のニュース番組「ムーブ!」で報道された内容をまとめました。
ABC 朝日放送 ムーブ7月18日放送
視聴者から送られてきた仮眠室やトレーニングルームの内部映像について…
記者
トレーニングジムなどが事務所内にあるのですか?
村山
ありますね。委員会でもその話は何度かしてますが、仮眠室、トレーニングルーム、会議室という名の休憩室などが、事務所の大半を占めているんではないでしょうか。勤務がだいたい午後2時ぐらいに終わるはずですが、その後、2時間ぐらいは昼寝や筋トレをしているのが、取材に行った当時の現実でした。
「職員は多くない」という京都市の主張についても…
記者
京都市は改革する余地があると思いますか?
村山
全然削減する余地があります。環境局で申し上げますと約40億のコストの削減、職員の400名近い削減は十分に可能です。
7月25日放送
内部映像は本物なのか!?
記者
具体的にどんな物が事務所内にあるのですか?
村山
娯楽用の将棋や囲碁ならまだしも、花札やゲーム機などがあり、取材に行ったときは、皆さん勤務時間中に興じていました。
記者
「パチスロが事務所に置いてある」との写真が視聴者が届いたが、そのようなことがありえるのでしょうか?
村山
ありえますね。もともと事務所の中が見えないようになっているから把握しにくいですが、『ここが税金で作られた施設なのか』という驚くべき実態が大いに見受けられます。
7月31日放送
ごみ問題の追及を続けてきた村山市議によると・・・(という注釈の上で、下記のことがテロップで紹介されています。)
京都市のごみ回収のコストは日本一高いという調査結果があります。京都市では、「直営」「庸車」「委託」の3つの方法でごみ収集が行われています。この中で、ごみ回収車と運転手を民間会社から借りて行う「庸車」という方法は京都市特有のもので、「直営」に比べて年間500万円もコストがかかっています。これは、民間に委託する場合の約3倍、直営で行う場合の約2割増です。環境局の関係者によると、遠方地域のごみ収集を「庸車」によって行っているので、わざわざ遠くまで行ってもごみが少ないので高くついているのだそうです。しかし、民間に半分業務委託して行った場合の方が、コストがかかるのでは「庸車」を行う意味がないといえます。
また、民間委託の現状を全国平均と比較すると著しい差がみられます。ごみ収集車1台に乗っている人は、京都市では3人、全国平均では2.1人。収集員一人当たりの年間収集量は、京都市では316トン、全国平均では948トン。1トンあたりのごみ処理単価は、京都市では2万2628円であるのに対して、全国平均では8209円。
このような差があらわれる原因として、京都市環境局の職員の業務実態や職場環境があるのではないでしょうか。環境局のまち美化事務所には、仮眠室やトレーニングルーム、会議室と称した休憩室があり、それらが事務所の大半を占めているのが現状です。休憩室には、パチスロや卓球台、座布団ののった机などが置いてあります。職員は、だいたい午後2時過ぎには作業が終わり、業務終了の4時半頃まで、業務時間内であるにもかかわらず、昼寝やトレーニングをしたり、ゲームに興じたりしています。市民の皆様の税金でこのような施設が作られたというのは本当に驚くべき実態です。