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2003年12月14日

京都新聞

京都市バス 均一区間乗り放題の定期 大学生「知らない」7割

京都市交通局が9月に導入した大学生用の市バス通学定期券の利用範囲拡大制度について、京都市議が大学生を対象に独自調査したところ、制度の認知度が3割に満たないことが、このほど分かった。厳しい結果に、市交通局からは「宣伝方法を再検討しなければ」と反省の声も出ている。

同制度は、大学生用の市バス通学定期券の利用可能範囲を運賃均一区間内で「乗り放題」となるよう拡大し、課外活動などにも使えるようにした。市バスの利用促進策として導入したが、制度開始から11月末までの発行枚数は5609枚で大きくは伸びていない。

独自調査したのは、無所属の村山祥栄市議(25)。12月初旬の1週間、京都大や立命館大などの学生121人にアンケートを行ったところ、市バス通学者は17人(14%)で、制度を知っていると答えた35人(28%)に対し、知らないとした人は86人(72%)に上がった。制度を知った媒体は、市バス・地下鉄内の広告が21人、大学無いの広告が11人などだった。

制度を知りながら利用しない理由には、下宿生は徒歩か自転車で通える圏内に住んでいる(バスは遅れるので時間通りに行動できない)などがあった。集計では、市の広告媒体に頼りすぎて、京阪などの私鉄沿線の学生の認知度が低いとの分析もしている。

村山市議は「市内に大学生は」約13万人いるといわれてる。マーケティングの意識を高めて効果のある施策を進めてほしい」と話している。

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