朝日新聞兵庫版若者よ、投票に行こう!/神戸
総選挙(28日公示、11月9日投開票)に向け、自分たちと同じ若い世代の有権者に投票を呼びかけている関西の若手市議のグループ「ジェネレボ」(ジェネレーション・レボリューション)が20日、神戸市中央区のそごう神戸店前など同区内の繁華街3カ所で、キャンペーンをした。「もし20代の投票率が50%(を)超えたりしたら、マジで日本は変わる!」などと訴えたチラシ計約3千枚を配った。
同グループは栗山雅史さん(29)ら西宮市議3人、宝塚、川西、大阪、柏原(大阪府)、京都、の各市議の計8人で、25〜33歳。うち栗山さんら5人がこの日のキャンペーンに参加した。
そごう神戸店前では、栗山さんが「投票に行かない若い世代は政治家から無視され、そのツケは将来に回される」とアピール。宝塚市議の多田浩一郎さん(30)も「好きな人にバレンタインデーに告白するように、政治家にも投票日に好き嫌いを伝えて」と呼びかけた。
神戸市内にアルバイトに通う女性(23)はこれらの訴えを聞いて「新しいタイプの運動で、いいことだと思う。どんどんやってほしい」と話していた。
メンバーの市議らは、インターン(研修生)として学生を受け入れる活動などを通じて知り合い、1日にグループを結成。それぞれ日ごろの議員活動の中で、政治に対する若者の関心の低さを痛感していたことから、今回の運動を思い立った。
26日まで関西各地で連日実施する。22日には阪神甲子園球場前、25日には再び神戸市の三宮など繁華街で予定している。
メンバーのうち無所属は6人で、残り2人は政党に所属している。だが、特定の立候補予定者や政党の応援は一切せず、もっぱら投票を呼びかけることにしている。