神戸新聞造語で政治離れ阻止へ 西宮などの若手市議
政治離れが進む若い世代に総選挙への関心を持ってもらおうと、西宮、宝塚、大阪など関西の若手市議八人が神戸などで街頭キャンペーンに乗り出す。
投票に行くことを「選挙る」という造語で表現。約5万枚のチラシを配り、11月9日の投票日に向け、「みんなで選挙ろう!」と呼びかける。
企画したのは西宮市議三人と宝塚、川西、大阪、京都、柏原の各市議でつくる「ジェネレボ(ジェネレーション・レボリューション)」。 グループ名は「世代革命」の意味。2期目の西宮市議1人を除き、今春の統一地方選などで初当選した25から33歳。大半が「無党派」だ。
互いの活動を通じて知り合い、同世代でもある20から30代の投票率が低い傾向にあるのを懸念。政治への関心を呼び戻そうと、超党派で声を上げることにした。
チラシではまず、「選挙っとかないとヤバいぜ!」とアピール。「若い世代は投票に来ないと思って政治家からナメられている。1人当たり約500万円もの借金がぼくらの世代に残されている」と説明し、「選挙るのはとても簡単。投票した後はテレビ速報を見て、手に汗しよう」と、イベント感覚で若者の投票を呼び掛けている。キャンペーンは26日まで。
兵庫県内では20日午後3時から神戸・三宮で、22日午後2時に日本シリーズ開催中の甲子園球場前に繰り出す。ホームページ(http://www.xdl.jp/gr/)で日程を公開している。
メンバーで西宮市の栗山雅史市議(29)は「楽しみながら政治に参加し、自分たちで変えよう―というメッセージを発信したい」と話している。