朝日新聞京 選択 03統一地方選 無党派続々立志の波
4月4日に告示される京都市議選で、政党からの推薦などを受けない「無党派」の人たちの立候補表明が相次いでいる。
前回選挙で政党の推薦を受けなかった候補者は2人だったが、今回は離党組みも含めると10人前後になりそうだ。
昨年10月に民間会社を退職、立候補することを決めた男性(25)は学生時代、ある政党の代議士秘書の経験がある。だが、政党から立候補する気にはならなかった。「政党自体を否定しないが、国民の信頼に応える政治が今の政党にはできていない。そんな政党に振り回されたくない」と言う。
活動資金はサラリーマン生活でためた金とカンパが頼りだ。「政党に頼らない若者が立候補するにはまだまだハードルは高い」と話す。