産経新聞きょう有権者の審判
任期満了に伴う京都市長選は17日、投票が行われ、即日開票される。2週間続いた選挙戦の最終日となった16日、立候補者の4氏は、総力戦で市内一円を駆けめぐり、それぞれの思いを「最後の訴え」にぶつけ、声を振り絞った。
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村山氏は地元の左京区などを回った後、四条河原町の繁華街で「必ず自分たちの手で、本当に市政が変わるという選挙がしたい」と最後の支持を訴えた。陣営の金森隆統括責任者は「熱狂的な支持者が増え、町の反応が爆発し始めている」と手応えを示す。
朝日新聞最後の訴え 力の限り
「京の顔」今夜誕生
12年ぶりに新顔同士の争いとなった京都市長選は17日に投開票され、同日夜には新市長が決まる。立候補しているのは、前市教育長の門川大作氏(57)=自民、公明、民主府連、社民府連合推薦=、会社相談役の岡田登志彦氏(61)、前市議の村山祥栄氏(30)、弁護士の中村和雄氏(53)=共産推薦=の4人。16日は雪まじりの空模様の下、各候補とも繁華街などに繰り出して、市役所改革や将来の街づくりなどの市政の課題について、「最後の訴え」に力を込めた。
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村山氏
村山氏は地元の左京区などを回った後、四条河原町で学生ボランティアらが掲げる「あかんもんはあかん」の旗に囲まれて最後の訴え。「市民が求めたのは政党相乗りからの脱却と市役所からの候補をやめてほしいということ」と強調。子育て支援の充実やメリハリの利いた財政運営を訴え、「市民が『変えるんだ』という意識が、大きな力になる」と呼びかけた。
朝日新聞4陣営 戦いを終えて
相乗りに怒り大 接戦になるはず 村山陣営の金森隆選対統括責任者
「あかんもんはあかん」と訴えてきたが、不祥事、相乗りに対する市民の怒りは大きい。立候補表明後にミニ集会を60〜70回開き、選挙カーは全地域をまんべんなく回れた。人との近い距離感を大事にして、熱狂的な支持者をつくれた。街の反応は日に日に上がっており、着実にとらえたかなと感じる。接戦になるのではないか。