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市長選挙-報道-2008年01月31日

産経新聞

京都市長選 4年で職員2000人削減 村山氏がマニフェスト

2月17日の京都市長選に出馬を予定している市議、村山祥栄氏(29)が30日、職員不祥事の根絶や子育て支援などを柱とした50項目からなるマニフェスト(政権公約)「京都再生50策」を発表した。23日に発表した第1次案から9項目w」追加したほか、市民から募集した6項目を盛り込んだ。

マニフェストでは職員の削減数を4年間で2000人としたほか、新景観条例について「理念は賛成だが、現場では大きな混乱もある」として、地区指定などを再検討するとしている。スーパーなどのレジ袋に税金をかけることや、交通局や水道局の民営化も検討するという。

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毎日新聞

変則三極の内側

告示まで一ヶ月を桐、ほかの3人はとうに出馬表明を済ませていた10日夜、中京区のホテルのさほど広くない宴会場は、熱気に包まれていた。約100人の来場者を見込んだ会場に、詰め掛けたのは200人以上。京都市議の村山祥栄氏(29)は、立ち見が出る会場の最前列で次々と飛び出す出馬要請の発言に聴き入っていた。

この時点で市長選を巡る政党の構図は「共産対非共産相乗り」の従来どおりの二極のまま。村山氏は「実質的に選択肢のない二極選挙の市民への押し付けは、民意に反する」とあいさつし、大きな拍手を浴びた。正式に出馬表明したのは、この5日後だった。

20〜30歳代の若手経営者や学生のグループ「京都市を想ふ会」と、年配者も含めた「どうすんねん京都」。市長選を受けて作られた2団体が、村山氏に出馬要請した。

「どうすんねん」世話人の畑本久仁江さんは「民主がてっきり三極にしてくれると思っていた。これまでも民主も応援してきたが、今回はガッカリ。村山君なら選挙も市政も盛り上げてくれる」。「想ふ会」にも「村山さん以外に考えられない」との声がある一方で、「もし三極になっていたら、会を作らなかった」と明かす幹部も。村山氏自身、「三極だったら今回出馬に至ったとは思えない」と延べ、二極への不満が陣営の大きな原動力になっている。

運動は「組織に頼らないというより、頼る組織がない。でもそれが強みでもある」(金森隆・選対統括責任者)。事務所には、50人を超える学生ボランティアが集合。03年の市議選で、村山氏の学生ボランティアだった桂川将典・北名古屋市議など、若手地方議員もサポートする。事務所開き、決起集会、ミニ集会では、いずれも最後にポスター針などのボランティア参加を呼びかける。左京区でトップ当選した昨年4月の市議選と同じ草の根型の手法で、支持拡大を目指す。上島芳郎・選対本部長は「今はまだ組織選挙の他陣営にかなわない。しかし、不透明な二極選挙への忌避感が広がれば、潮目が変わる」と期待を込める。

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毎日新聞

村山氏マニフェスト 職員削減目標2000人に 福祉分野 介護事業者支援など

2月17日投開票の京都市長選に出馬表明している同市議の村山祥栄氏(29)は30日、中京区の市役所で、マニフェスト最終版50項目を発表した。一次案に比べ、市職員の4年間での削減目標を400人増の2000人にした他、水道局・交通局の民営化検討、景観政策の見直し、レジ袋税導入などを新たに加えた。

職員削減は、新規採用の抑制、退職勧奨の実施、分限処分の積極適用などで行う。年150億円の人件費削減が見込まれるという。業務は有償ボランティア制度や民間委託などで対応する。

福祉分野では、介護事業所の人材確保などを支援。高齢者向け賃貸住宅も増やす。街作り分野では、住宅耐震化の補助制度を創設。景観施策は、方向性は堅持したうえで、地区指定などを現場に即して見直す。環境分野では、小売店から徴収するレジ袋税や、京都版低燃費車利用ルールを作る。

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読売新聞

村山氏が最終マニフェスト

2月3日告示、17日投開票の京都市長選に立候補を表明している市議の村山祥栄氏(29)は30日、50項目の最終マニフェストを発表した。行財政改革で職員削減の目標数を1600人から2000人に上積みしたほか、財政再建策として、市営地下鉄・バス、水道事業の民営化、「京都国際マンガミュージアム」(中京区)の売却などを検討するとしている。

マニフェストでは勧奨退職や分限処分で職員を削減し、4年目で人件費を約150億円削減できると試算した。

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京都新聞

立候補予定4氏の討論会 上 処分強化で不祥事根絶 村山氏

就任後に実行するテーマを優先順位をつけて三つ。

村山:1.役所の信頼回復と不祥事の根絶 2.行財政改革の断行 3.同和行政の完全終結

市政への信頼回復と同和行政問題にどう取り組むか?

村山:地方公務員法の公務員の身分保障を逆手に取った「ちょっとやそっと問題起こしてもクビにならへんやん」とうう発想がすべての元凶。ここを正すため分限処分をきちっと導入し、裁判で勝とうが負けようが、きちっと処分するんだという姿勢を明確に打ち出す。隠ぺい体質もあまりにもまん延しすぎており、徹底的に表面化させることが大切。京都市はすでに、同和行政をやめる方向で走っているが、問題はスピード感。今すぐやめるのか、ちょっとずつ緩和しながらなくすのか、それが現市政と私の見解の相違。

京都を元気にするための具体策は?

村山:南部の高度集積地区にほとんど進展がない。しんすつを希望する企業があっても、生産緑地指定があまりにも多すぎるなどの問題がある。(誘致と規制の)施策の整合性を取り、企業誘致で雇用も税収も上るようにしなければ。また京都ブランドの構築も非常に大事な問題。海外のマーケットで評価を受けている教徒の物は、純粋な昔からのものではなく、それに一味二味加えたもの。和装業界も世界に向けてマーケットを移していく。その方策を市も一緒に考えたい。

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