進行します。村山委員。
長い間、審議をしていただきまして、今日でもう、後市長総括を残すのみということになりましたんで、毎度のことながら大トリを務めさせていただきますので、心して質問していきたいという風に思います。
本日、御答弁を、ずっとやり取りを聞いておりまして、西村管理者の方から民営化であるとか、民間委託をどんどん進めるであるとか、その指定管理者であるとかという、そういうことも視野に入れていろんなことをやっていかなきゃいけないんだというような御答弁をなさったかという風に思うんですが、私が知る限りではそういった、そこまで踏み込んだ検討を含めてやっていくんだよというようなことを、この委員会で私は聞いたことがございませんで、非常に前向きな、正に民間とやっても負けないよというぐらいの経営改革を本気でやろうとしてるんだなというような思いを、改めて聞かせていただいて、本当に心強いなという風に思っております。
引き続き、そういう意味で改革を前に進めていただきたいとこういう風に思うわけでございますが。
かねてから、先ほども赤阪委員の方から御質問があったようですが、アウトソーシングをどうしていくんだという、これ、一つの非常に重要な経営改革を行ううえでのポイントになってくるんじゃなかろうかなという風に思っておるわけですが、以前から、私の方は、このアウトソーシング、特に点検であるとか、開閉栓であるとか、こういった所を重点的に労働集約型とのお仕事になってきますので、こういうとことやっていかなあかんというようなことを以前から申し上げておりました。
当時は、とりあえず2箇所やってそれから様子を見るんだというようなお話でございましたけれども、もう随分と始めて時間もたって参りましたので、改めてこの九条と右京のアウトソーシングを進められてきて、今、どういう状況なのかと。
また、問題点が発生してるとすれば、どういうところに問題点が発生しているのか、これは今後議論していくうえで非常に重要なところでございますので、少し教えていただければと思います。
平成18年度、契約を致しまして、九条営業所、それから平成19年度には右京営業所ということで実施を致しております。
契約当初は不慣れなこともありまして、一部、トラブルめいたものがありましたですけども、一番多かったのが、市民の方から、全然今までと見掛けない人が検針に来ていると、どうなってんねやというお問い合わせがありまして、これは私どものPR不足だということで真しに反省をして、右京営業所を実施する際には十分、市民の方に周知をさせていただいて、こういうものが来月から検針に来るよということで徹底をして、右京営業所に関しては特にそういうクレーム、あるいは問い合わせもなく、順調に業務が進行しているという風に理解をしております。
以上でございます。
そうだとすると、非常にスムーズに行っているうえにコストも大幅に削減できていると、私は非常にいいことだなという風に思いますし、先ほどいろんな御議論があったようでございますが、私は市民の皆さんに安心安全のお水をいかに安価で届けることができるか、これがこの水道事業を受け持っていく水道局としての一番大切な所だという風に思っておりますので、私はそれを堅持していただければ結構かという風に思います。
今のお話を聞いておりますと、非常にスムーズに展開をしているよということでございまして、中期経営プランの中ではこの2箇所ということなんですが、私自身は、そろそろどんどんと当初からお願いをしておりましたように、こういった委託形態をほかの事業所にも増やしていくことができないでしょうかということをお願いしたかと思うんですが、その後、そういったものに対する検討は進んでおられるのでしょうか。
それぞれ市民の方に低価格で御利用いただくというのを基本としておりますので、検討は日々重ねております。先ほど申し上げましたように、点検委託については経費総試算で大体6掛け強ぐらいで行けます。しかも市民サービスの質は低下されないということがはっきり分かっておりますので、24年度までに完全委託ということでやって参ります。
それと、以前御指摘もいただきました開閉栓業務の経費の問題もあります。併せて申し上げさせていただきますと、やはり予納金制度の廃止をもう決定しつつありますので、その関連で開閉栓業務も非常に業務内容自体が変わってくる、こういうようなことで、日々点検はさせていただいています。議員のアイデアも頂だいさせていただいています。
24年までに配置をして委託をしていくんだという風なお話を聞きまして、非常に心強いなと、今後のこの現在出ている中期経営プランのこの先が早くみたいなというのが正直なところでございます。
どんどんとそういうことでございましたら進めていただきたいなと思うんですが、それと加えまして、これも以前、質疑をさせていただいているんですが、いわゆる収納係、料金の徴収でございます。
これもちゃんとお金を払ってくれている方と、なかなか払ってくれへん方と、ここで非常に大きな格差が発生していて、それに対するパワーも随分と水道局の中で掛かり方が全然違うと。
この負荷をどうして縮めていくか。いかにこの収納のコストを下げていくかというような課題もお話をさせていただいていたんでございますが、この辺は今後、どうしていこうという風にお考えでしょうか。
私どもがやっております、基本的に料金の徴収につきましては、口座振替を活用していただく、あるいは納付書を活用していただくということで、それでお願いしているわけですが、それ以外で支払っていただけない、いわゆる未納扱いの分です。
これは、基本的に督促はサービス協会の方へ委託をして督促をしておりますが、それでも支払っていない場合については、やはり最終的には給水停止まで含むき然とした対応が必要だという風に思います。
ただ、それに至るまでの粘り強い対策という意味では、私どもとしてはそこに他の力を借りるということはなかなか難しいんではないかなという風に考えております。
企業ですので、余り取る金額よりも掛ける経費が多ければどうかという問題もあるわけですけども、やはり公平性の観点からしますと、料金というのはきちっと頂くことで皆さん方の信頼を得ていくという意味でありますので、未納の対策については今しばらく、今の体制でやっていきたいという風には考えております。
以上でございます。
今日は非常に前向きな御答弁をいただいているので、余りいろんなことを言いたくないんですが、未納に関しては、かねてからそういった形で、随分と現場の職員さんに汗をかいていただいているという風に私も認識をしております。
後は、どのタイミングで水道を止めるかという極論の話をしますと、いう部分も併せて考えていかないと、最終的にコストばかり掛かって、結局、何のための公平なんやというのが分からなくなってしまうという部分に立ち返ってしまいますので、これは要望しておきたいという風に思います。
それと、先ほどジェネッツさんに委託している部分が、この3年契約でやりまっせというようなお話があったかという風に思うんですが、上下水道サービス協会の方に委託している分、こちらの方はいまだに随意契約で進んでいるんじゃなかろうかなという風に記憶をしておりますが、この辺も含めて、今後、24年までに完全委託をしていくんだよと、私はできるだけこういった公募型でいろんな方に入っていただいて競争入札をしていこうと。
この89円というのは多分、べらぼうに安い金額だという風に思っています。すごいなという風に思っています。元々サービス協会に89円で委託をされていたんでしょうが、それはマンションだけやと思うんで、全然掛かっている負荷が違うのにこの単価でやっているということはすばらしいことだなという風に思っています。
ただ、サービス協会の委託分は今後どうしていくのか。僕は、やはり公募に一緒にしていって、サービス協会に長年委託をしてきた経緯もあるので、一足飛びには行かないかもしれませんが、そういったことも併せて御検討していただいたらいかがかなという風に思うんですが、御所見をいただきたいと思います。
平成24年度までに全営業所について完全委託すると、民間に委託をするということでありますので、今、随意契約でお願いをしておりますサービス協会の部分も含めて民間委託に切り替えていきたいという風に考えております。
すべてにおいてすばらしいと思います。
もう私から何も申し上げることございませんので、これで終わりたいという風に思いますが、引き続き、西村管理者になってから、そういう意味でどんどんと改革が今前に進んできておりますし、今まで蓄積してこられたものがやっと花開き始めたのかなという風に思いますので、引き続き改革に向けての足を止めないでいただきたいという風にお願いして終わりたいと思います。
それでは、以上をもちまして上下水道局の質疑を終了致します。
理事者の皆さん、どうも2日間御苦労さんでした。