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平成19年09月14日
公営企業等決算特別委員会(第4回)

委員長(北山ただお)

進行します。村山委員。

村山 祥栄

最後になりましたが、私の方からは、先ほど少し赤阪委員の方からもお話もあったんですけれども、ちょっとバスの運転士さんの勤務状態がどうなっているかというようなことで、過日から色々と錦林と九条の1箇月の運転表をお借り致しまして、ずっと照らし合わせてやって参りました。

基本的には勤務状況に関しましては、いわゆる道路運送法、旅客自動車運送事業運輸規則と、こういうものに、先ほどの議論の中にもあった、16時間以上運転しちゃいけませんよであるとか、8時間以上運転と運転の間を空けなさいよと、こういったことが事細かに記されているわけであります。

今、それに関して錦林の部署、70数名いらっしゃいますが、すべて1箇月間の勤務実態をずっと追っ掛けていきましたけれども、何と1件としてそういったものに対して違反しているような案件がございませんでした。

本当にしっかりとそういったお客様の危険に迫ることなく、きっちりと運行管理をしていただいているという風に思いましたので、これは本当にすばらしいことだなという風に思っておりますので、申し述べておきたいと思います。

それから、具体的に個々の話になりますが、それぞれの業務時間であったり、休息時間であったり、超勤、夜勤、こういったものがどういったバランスで配置をされているのかという、こういうところでずっと調べておりますと、出勤日数は色々と差がございますので、平均的な1日の拘束時分なんていうのを見ていきますと、大体1日562分、これが錦林の場合の拘束時分の平均でございました。

しかしながら、全体を見ていきますと、この562分から、多い人で630分、少ない人やと475分と、1箇月の平均がですね。つまり、1箇月の間で平均を取ったら、多い人と少ない人では大体1日2時間半の拘束時間の差が出てきていると。

それから、続いて申し上げますと、休憩時間は大体平均すると134分になるわけでございますが、多い方は168分、少ない方は109分と、ざっとこれまた1時間以上の格差がここに発生しております。

併せて申し上げすが、超勤に関しても一緒でございます。平均時間が63分に対して、多い人は1日平均で102分、少ない人は大体20分から30分というところ。

それから、同じように夜勤に関しても、こちらは平均時間は13分と非常に少ないわけでございますけれども、多い人は大体1日60分、ほぼ毎日しているんですけれども、逆に少ない人は1分もしていないと、こういうような格差が明らかになってくるわけでございますが、この辺について、何でこういった格差が、バランスよく公平にローテーションを組んで運転されているはずにもかかわらず、こういったことが発生しているのかお答えいただきたいと思います。

自動車部長(前田文男)

乗務員の勤務はローテーションでなっておりまして、毎日順番に始業が一つずつ変わっていくということで、長い目で見ればそれがどんどん均等になるというべきものでございますが、後、休暇の取り具合いであるとか、公休の入り具合い、そういう場合に、1箇月という期間で切った場合、若干差が出る場合もあろうかという風に思います。

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村山 祥栄

かしこまりました。結構です。

一つ、そしたらば、格段に皆さんとシフトの状態が違う方がいらっしゃいますので、ちょっと御紹介させていただきたいと思います。この方、拘束時間は毎日大体皆さんの80分近く拘束時間が短うございます。

しかしながら、この方の休息時間は皆さんよりも30分長いんです。実拘束全体に占める休憩時間の割合というのは大体皆さん押しなべると23パーセントぐらいなんです。

そこの枠を出ずに大体みんなその中で収まっているんですが、この人の休憩時間は全体の36パーセントで3分の1以上が休憩時間になっているんです。でもって超勤時間は人並みにあるんです。

なぜこういう人が発生しているんですか。ちなみに言うときますと、この人は本来のシフトでいくと夜勤が絶対発生するんですけど、この人は夜勤がないんです。

この人はだれですか。御存じでしょう。

自動車部長(前田文男)

通常はローテーションで均等にいろんな勤務が回ってくるわけですが、人によっては、体調の都合ですとか病気の都合ですとか家庭の事情で、期間を限って午前でばかりするという場合も中にはあるということでございます。

村山 祥栄

ええ加減なことを言わんといてくださいね。

私、先にこれ、データを渡しているのやから、だれか分かるはずですよ。

これ、支部長でしょう、組合の。

もう一つ言うときますよ。8人いるんですよ、ダイヤがおかしい人。そのうちの3人は支部長と副支部長と書記長なんですよ。分かっているでしょう、知ってはるでしょう、部長。

もっと言いますわ。

勤務変更は原則認めへんのがルールですよね。勤務変更は認めへんのに、この人だけ何でずっと全部なんです、何で全部午前なんですか。中休も午後もないんですか。そんなことあり得ないでしょう。幾ら1箇月で分かりませんと言ったって、はっきり出ているじゃないですか。

もう一つ言いましょうか。

九条の支部長さんの勤務、これは10日分しかもろうてへんから、この人は10日間のうち出勤してはるのは5日ですわ。5日のうちちゃんと勤務してはるのは3日ですよ。2日は途中で抜けてはりますわ。何の理由かは知りません。職免というたら職免でしょう。そやけど、10日のうち2回も3回も職免があるわけないじゃないですか、そんないっぱい。

だとしたら、これは一体何なんですか。はっきり説明してください。

自動車部長(前田文男)

組合役員の場合、局の会議で職場代表として局外会議に出席したり、また組合業務で職免になる場合がございます。通常土曜、日曜日を公休として勤務をさせております。会議がどうしても壬生との会議ということになりますと、やはり土日公休の方が会議に出席しやすいということがございます。

ただ、勤務につきましては一般乗務員と全く同じ勤務をさせてございます。ただし、どうしても会議等の都合で午前出勤務が多くなるという状況はございます。午後から途中会議に抜けたり、職免で抜ける場合があるということでございます。

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村山 祥栄

そんな説明で納得できるわけないでしょう。

確かにそうですよ。勤務形態は一応、昔みたいに臨時ダイヤがあったりするようなわけではないですよ。そういう意味ではちゃんとやっているかもしれません。

そやけど、実質上こうして午前中に早く作業が終わってしまっている実態というのは、これは支部長ダイヤという表現がいいかどうか私は知りませんけれども、やっぱり特別扱いなんじゃないんですか。

島田管理者、5月のこれは交通水道委員会の御答弁でございますけれども、組合役員は多数運行しております臨時便にもっぱら常務をしておりましたが、これを全面的に廃止、定時便に乗務する。一般の運転士と全く同様の勤務に変更致しました。こういう表現をされていますね。

これのどこが全く同様なんですか。全然全く同様じゃないじゃないですか。ほんまにこれ、おっしゃるみたいにこれが普通やと言うのやったら、皆さん経営陣辞めた方がいいですよ。こんなものを認めている経営陣なんか経営する価値ない。

局長、お答えいただきたいと思うんです。これだけの状態があって、本当に何もなかったとおっしゃるんですか。

公営企業管理者(島田與三右衞門)

ここに一方的なそういう御資料でございますので、お出し致しまして議論をさしていただきたいと思っております。

私は5月の段階で、いわゆる臨時便をこしらえてそれに乗らせているというようなお話がございました。ただ、その場合もほかの忙しい便にも乗っとるという風に申しましたけども、それは聞いていただけませんでした。

それで、普通の運転士と同様に定時の、すなわちバス停留所に載っているダイヤのバスに乗らそうと、全部。臨時は絶対乗らさないとやりました。ただ、その中で朝早出、遅出あるいは中休と、そういう勤務とは別に日勤というのは認めました。朝の5時半から乗らせています。6時半から乗っています。それは承知しています。

ただ、今申しましたとおり、確かに3回乗って後の1回は欠けていると。それは週に1回とか2回は執行委員会とかあるいは安全衛生委員会とか、それは業務として認めています。それは市の職免基準にのっとって認めております。それ以外にわざとに支部長だけ午後から乗らんでもええと、そんなことは絶対ありません。

今後、今おっしゃいましたその月の営業所のデータを取り寄せまして、私自身再度点検させていただきたいと思います。それから御議論のほどよろしくお願い致します。

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村山 祥栄

局長、取り寄せましてって、ここにあるんです。これは局長のとこが出してくれはった資料じゃないですか。私、それをまとめたものも先にお渡ししましたですよね、見てくださいねと、これを渡したんですわ。

どうたらこうたら言わはっても、これ、そのとおりなんですよ。そんなに全く違うよという話をしはるんやったら、これ、一応人数分コピーできていますし、委員さんに見てもうたらいいんですよ。そやけど、そんなことしたくないんですわ、そんな時間掛けて。皆さんの時間を割いてね。

大体私が何でこんな話をしなあかんかと言いますと、問題が出てきたからこういう話をしているんですけども、大体当時の、5月の委員会でも一般と同じですよという話をされた。確かにこれは見解の相違の部分があるのかもしれない。

だけども、その後、これも後で見てびっくりしたんですけども、テレビの報道に対して、特別扱いはやめた、やめる風にしてきたつもりですけれど、やはり不完全であったのかなと。長年のしがらみと申しますか、延々とした歴史の中でそういう慣習が残っていたと、こういう御発言をされているんですよ。

同時に市長と局長のテレビ局に対してお話されていた内容も非常に差違がございますし、ここはきちっと整理をした方がいいのかなという風に思っているんです。

大体こんな問題をこれ、このままいったら市長総括ではっきりさせないといけない。でも、そうじゃなくて、ちゃんとこれを認めはったらいいんじゃないですか。確かにおっしゃるように、勤務が一般の運転士さんと同じ勤務になっていることはそれは分かりますよ。そのとおりですよ。

だけども、やっぱり市民の皆さんから見たら、これは本当にバランスのいい配置の取れた運行なのかと問われたら、そこはやっぱり疑問を持たざるを得ないんですよ。

だから、局長がないと言わはった。ないと言わはったけども、運転手レベルの中でそういう問題が発生していたんでしょう、多分。賢明な局長ですから、そんなこと知らんとほったらかしにしてはったつもりは当然ないと思うんです。だから、私が資料を取り寄せて今ここで御説明をしているわけです。

したがいまして、僕はこれをちゃんと正してくれはったらそれでいいんですわ。がたがたがたがたあったなかったなんていう議論をしてもしゃあないんですわ。市民の皆さんがちゃんと頑張っているのやなということを理解してもらうようにやってもろうたらええと思うんですよ。

大体さっき言いましたやん。市民の危険が迫っているような運転をしていないよ、これはすごいことなんですよ。よそでは観光バスが16時間も18時間も運転手に運転させて事故を起こしているじゃないですか。そういうことがないんですから、ここは。これが対外的に市民に対して示さなあかん大切なことなんじゃないんですか。

私はそれをちゃんとやっているというのを調べました。これを調べるのに100時間掛かっているんですよ、私、まじめな話。それだけええことをしといて、この中の重箱をつついたようなしょうもない話でごちゃごちゃとやる必要は僕はないと思っているんです。

どうですか。もう一回きちっと改めていくのやったら改めていくという御答弁だけいただいたら私は結構ですし。もう一度御答弁ください。

公営企業管理者(島田與三右衞門)

先生の今のお気持ちは大変うれしいわけですけれども、私もこの間、この一昨年の、いわゆる平成17年の値上げのところについて、私は完全に改善したつもりですけれども、残念ながら残しとして、そういうまだ徹底していなかったとこもあったのかなというのを申し上げました。

その結果、今申し上げましたとおり、臨時便は一切乗せないと、全くダイヤに載っている運転を一般の運転士と同様にしてもらうと、特別扱いはしないと、そういう意味で申し上げました。

ただ、先生おっしゃっいましたとおり、現実の姿として、例えば率直に言うて、執行委員等早出を全部やっていると思います。5時半から乗ったり、6時から乗ったり。それはそれから8時間でございますから、2時に終わったり3時に終わったりすることも、そういう勤務形態です。

ただ、例えば1時から何か会議をするという場合に、最後の勤務が、4回目の勤務が職免に与えていると、それは事実でございます。だから、そういう意味で、先生おっしゃいますとおりの差が結果として出てきているケースもあるかと思います。

ただ、私が申し上げましたのは、それでもその職免を与えている場合であったり、あるいは業務で来させている場合であっても、飽くまでも市の基準なり、あるいはそういう密接にどうしても来てもらう、現場代表として来さす理由があると、そういうことで認めているつもりでございますので、いわゆる執行委員やったらちょっとしか乗らんでもええのやと、そういう風潮、そういうことは一切なくしたつもりでございますので。

ただ、先生今おっしゃいましたとおり、再度私の方からその職免の取り方等点検致しまして、見直して参りたいと思います。

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村山 祥栄

そしたら、見直してください。一応申し上げておきます。

彼の勤務時間のうち職免と書いて職免扱いになっているのは600分、差し引いても大体29パーセントの休息がございます。少しそれで見ていても多分多いんじゃないかなという風な感を受けざるを得ません。

それと、この議論を続けたくないので、あえて更に加えさせていただきますが、基本的には5勤1休のローテーションですが、完ぺきに守られているのはこの部署では一人でした。

ちょっと色々と事情があっておかしいなという人は55人、そやけども、19人の人は非常に偏りがありましたから。特に8人の方は著しく訳の分からんシフトになってしまっています。

したがいまして、こういった現実がきちっと解消されるように、今後取り組んでいただいて、きちっとこれを解消してもろうたらええ話でございますから。引き続きこれに関してきちっと整理をしていただいて、進めていただくようにお願いを致して終わります。

委員長(北山ただお)

村山委員にお尋ねしますが、まず、資料としての提出を求めますか、求めませんか。

村山 祥栄

求めません。もう分かっていただいたんだから、結構です。

委員長(北山ただお)

そしたら、委員会は終了です。

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