請願第611号葬儀場の建設反対を審議致します。畑中建築指導部長、どうぞ。着席してどうぞお進めください。
請願番号第611号葬儀場の建設反対についてでございます。
お手元の資料を御覧ください。下側の付近見取図に記載しておりますように阪急電鉄桂駅の南西約800メートルに位置する西京区川島の山陰街道沿いの元朝銀京都信用組合の建物を改修し、一部増築を行って葬祭場にしようとするもので、この建設に関する指導を求める請願でございます。
建築物の概要等につきましては、付近見取図の上に記載したとおりでございますが、裏面の配置図を御覧ください。配置図は上を北としております。3階建ての建物で、1階が式場、2階が親族控室、3階が親族会食室となっています。建築主は山口県下関市に本社を置く株式会社日本セレモニー、代表取締役神田忠でございます。請願者は、樫原学区自治連合会会長豊田英嗣氏となっております。
では、請願の趣旨を簡単に御説明させていただきます。
住宅地に隣接して葬祭場が計画されているが、住民の生活環境に多大な悪影響を及ぼすのは明らかであり、葬祭場建設に反対する。葬祭場から100メートル以内の距離に樫原小学校があり、生徒の学習や通学に影響がある。また、路線バスの本数も多く、交通停滞が予想される。
樫原地区は西京樫原界わい景観整備地区に指定されており、学区民は町並み整備、保存に心を注いでいる。古社寺、遺跡等が多くあり、江戸時代には宿場町として栄えた歴史上重要な地区である。
近くには既に5箇所の葬祭場があり、これ以上葬祭場は必要ない。京都市葬祭場の建築に関する指導要綱に基づき、適切な配慮をお願いするというものでございましてこの請願について御説明致します。
本件につきましては、葬祭場指導要綱の事前申出書が平成17年10月7日に提出されています。12月7日に、つい最近でございますが、葬祭場指導要綱に基づく計画概要を記した標識が設置されましたが、現在のところ周辺住民に対する説明会等は行われていません。
事業主によると、11月上旬に地元自治会に対しまして説明会開催の申入れを行ったとのことですが、地元自治会との調整が整わず、説明会がまだ開催できない状況であるとの報告を受けております。
当該地は敷地の過半が第二種住居地域に指定されていることから、葬祭場への用途変更等は可能ですが、本市と致しましては葬祭場指導要綱に基づき、事業主に対して周辺地域の市街地環境に十分配慮するよう指導しております。
また、地元住民の皆さんの理解を得るため、誠意を持って話合いを行うよう今後とも事業主を指導して参ります。以上でございます。
村山委員、いかがですか。
私も皆さんと同じような考えで行きたいと思います。