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平成17年12月02日
普通決算特別委員会第2分科会(第7回)

主査(せのお直樹)

ただ今から普通決算特別委員会第2分科会を開会致します。

本日は、消防局の審査を行います。

村山 祥栄

では、私の方からは1点だけ質問をさせていただきます。

もう色々と議論があった中でもございましたが、自主防災会について、質問をさせていただきます。質問と言うよりも要望をさせていただきたいと思うんですが、昨今、大規模災害に備えて消防局の方、消防団や自主防災会の育成ということで、かなり取組の方を熱心に進めていただいております。

特に、市民防災行動計画とか、防災カルテというのは、非常に私も自主防でお世話になっておるんですが、部員の皆さんとお話をしている中で、非常にためになる、勉強になるというようなお話を多々いただいております。そして、本当にここまで京都市が、全国に先駆けて先駆的にここまで取り組んでこられたことには、敬意をを払いたいと、このように思っているわけでございます。

そこで、やはり地元の方々ともお話してましても、反復練習とかいう勉強が非常に意味があるということで、ずっと繰り返しやってきているわけですけれども、やっぱり、長年ずっと防災分野を努めていただいている方の中からは、新たな学びの場みたいなものがもうちょっと欲しいよねという部分で、やっぱり更にものを学んでいきたいとか、防災に役立てていきたいという意識は非常にたこうございます。

そういった中で、新たな取組ということも、これから更に大規模災害を回避していくためにやっていただきたいなとこのように思うわけでございます。

そこで、DIG、参加型地域版災害図上訓練と、御存じかと思いますが、陸上自衛隊がかねてよりずっとやっておりました、畳2枚分ぐらいの地図を広げて、そこで具体的に、いざ災害が起きたときにどういう所にどういう被害が想定されるであろうかということを、今消防局の方でもできるだけ地域に密着した、ミクロな部分でしっかりと対策を練っていこうということで、各町内町内の方にも働き掛けを進めていただいているとは思うんですが、折角、こういった DIG というのが、もうシステムとしてかなり確立もされてきておりますし、東海地方なんかでは、この前、静岡、皆さんと視察をさせていただきましたけども、あちらなんかでももう既に取組を各学区で進めていらっしゃるという話も伺いましたので、是非ともこの DIG を、自主防災会の更に強化をしていくための一環策として採り入れていただけないでしょうか。ちょっと、その辺の御所見を伺いたいと思います。

安全救急部長(小川輝明)

地域でいろんな災害、大きな災害が発生したときには、先生御指摘の DIG を活用した訓練、これは非常に役立つと。また、その訓練については参加者全員が主人公となってやられるということで、非常に優れたものと我々も理解しております。

つきましては、私どもも平成14年の11月に、京都府主催の自主防災リーダー研修で DIG を学んでいただきました。25人の自主防災会長さん。それで、また実際には春日学区の防災訓練とか、ほかの学区で自主防災部の講習会に活用されているというのが現状なんです。ただし、ワングループの人数は大体10人ぐらいで、そういった地図を囲んで勉強していただくのはいいんですけど、自主防災会の総合訓練なんかは、たくさんの方が参加されるので、若干適さないかなと思います。

私どもの方は、また先ほど先生おっしゃったように、独自で防災カルテを開発致しまして、その中で地域の目標物とか、それから消防水利、それから地図を活用して地震の被害想定とか火災延焼シミュレーションとか、そういったまた地域の災害対応力診断を含めた形で、今私どもは防災カルテを使って、市民の皆さんにそういった、直接参加をしていただいて、認識をしていただいて、防災対応力を高めていこうと、そういう考えでやっておりますけども、 DIG については、非常に優秀と理解しております。以上です。

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村山 祥栄

御指摘いただいたことは、正にそのとおりだと思います。

確かに、京都は防災カルテを作っていただいて、かなりそういう意味では、地域それぞれの中に、どういった問題が発生するだろうかとかいう認識は、かなり高まっていると思います。これを、そういう意味では、更に総合的に高めていただく方がいいのか、それとも、やっぱり DIG という一つのツールも新たに導入をしていただいてやっていただく方がいいのか、その辺は、これから特に、自主防なんかは、今自主防災会長さんが結構熱心に、この前の被害想定なんかも一緒にまとめていただいていたと思いますので、その辺も是非一緒になって御検討いただきたいと思います。

重ねてですが、私の方としては、消防庁なんかも懇話会の方で DIG は非常に優秀であると、是非是非やってほしいということでやってますので、防災カルテと併せて御検討いただければという風に思っておりますので、これは要望としてとどめて、私の方からは以上にさせていただきたいと思います。

主査(せのお直樹)

以上で、消防局に対する質疑を終わります。

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