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平成17年11月25日
普通決算特別委員会第2分科会(第2回)

主査(せのお直樹)

ただ今から普通決算特別委員会第2分科会を開会致します。

各局別の審査を始める前に委員の皆様に申し上げます。質疑は本会議に付託された議案が決算であることに御留意いただくとともに、予算特別委員会、常任委員会に別途付託されている議案についての質問は御遠慮いただきますようよろしくお願い致します。

また、各委員の1回の質疑時間は答弁を含めておおむね30分以内となっておりますので、よろしくお願い致します。

それでは、本日は環境局の審査を行います。では、質疑をされる方は挙手願います。それでは、理事者、説明願います。大森環境政策部長。

地球環境政策部長(大森憲)

それでは、報第18号平成16年度京都市一般会計歳入歳出決算の環境局所管分につきましての御説明を申し上げます。なお、金額につきましては、万円単位とさせていただきます。

お手元の事項別明細書の10ページでございます。まず歳入でございます。真ん中辺り、7款分担金及び負担金、1項負担金、一番下4目の環境費負担金でございます。これは不法投棄されました産業廃棄物の除却など、行政代執行を行った場合に発生する負担金を計上しているものでございますが、平成16年度は代執行の実績がなかったため、収入はございません。

次に、飛んでいただきまして、16ページを御覧いただきたいと思います。下から二つ目、4目環境使用料でございます。これは環境保全活動センター、愛称京エコロジーセンターの会議室等使用料収入及びクリーンセンターの敷地内に設置しております関西電力の鉄塔など、行政財産の目的外使用に伴います措置使用料などの収入でございます。収入済額は1,304万円でございます。

では、引き続きまして、更に飛びまして20ページをお開きいただきたいと思います。下から二つ目でございます。2項手数料の4目環境手数料でございます。これは産業廃棄物処理業の許可申請でありますとか、浄化槽保守点検業者の登録に関する手数料のほか、大型ごみあるいはクリーンセンター及び埋立処分地に持ち込まれるごみなどの処理手数料並びにふん尿の処理手数料の収入でございます。収入済額は28億529万円でございます。

更に飛んでいただきまして、26ページをお開きいただきたいと思います。26ページの真ん中でございます。2項の国庫補助金の4目でございます。環境費補助金でございます。これはダイオキシン類を含む大気汚染や水質汚濁、土地汚染の監視並びに低公害車の普及促進事業でありますとか、北部クリーンセンターの整備、クリーンセンターのダイオキシン類削減対策に係る国庫補助金の収入等でございます。収入済額は22億7,434万円でございます。

引き続きまして、更に飛んでいただきまして30ページをお開きいただきたいと思います。30ページの上から二つ目でございます。3項国庫委託金の4目環境費委託金でございます。これは環境保全のための公害調査に係る国庫委託金の収入でございまして、収入済額は179万円となってございます。

続きまして、36ページでございます。10款府支出金、3項府委託金、4目環境費委託金でございます。これは環境保全のための公害調査に係る府委託金の収入でございます。収入済額は140万円でございます。

更に飛んでいただきまして、38ページをお開きいただきたいと思います。38ページ、上から二つ目でございます。2項財産売払収入、1目不動産売払収入でございます。これは国の桂川引堤事業に伴います土地売払収入を計上したものでございますが、事業の進ちょくの遅れによりまして、翌年度繰越しになったため収入済額はございません。

続きまして、2ページ飛ばしていただきまして40ページでございます。40ページの下から四つ目でございます。1項寄附金、7目環境費寄附金でございます。これは大原の里公衆便所整備に関し、大原観光保勝会からいただきました寄付金の収入でございます。収入済額は800万円でございます。

次に2ページ飛ばしていただきまして42ページでございます。下でございます。1項特別会計の繰入金、4目の基金特別会計繰入金のうち環境費所管分は、次の43ページでございますが、43ページの下から四つ目でございます。14節環境保全事業振興基金繰入でございます。これは、住宅用太陽光発電システム設置助成に充当するため、基金運用益を繰り入れたものでございまして、収入済額は1,321万円となってございます。

次に3ページ進んでいただきまして、46ページでございます。46ページの一番下でございます。3項貸付金元利収入の4目環境費貸付金元利収入でございます。これは環境保全公社及び魚腸骨再生対策事業に対する貸付金の元利収入でございます。収入済額は22億8,157万円でございます。

続きまして、3ページ進んでいただきまして、50ページでございます。50ページの一番下でございます。7項雑入、3目過年度収入となってございます。このうち環境局が所管しております主なものと致しましては、次の51ページの一番下とその上でございます。1、2とございます。まず、最下段の2節でございますが、使用料及び手数料過年度収入でございます。これはごみ及びふん尿処理手数料に係る過年度収入でございます。環境局の所管分は、収入金額2億2,113万円のうちの186万円となってございます。

次に、52ページにお進みいただきたいと思います。4目の雑入でございます。このうち環境局が所管しております主なものと致しましては、次の53ページにございます。53ページの7節環境雑入でございます。これはクリーンセンターで発電致しました電力の売却収入でございます。収入済額は7億6,015万円であります。

以上、環境局所管の歳入決算額の合計額は81億7,407万円となってございます。

引き続きまして、歳出についての御説明をさせていただきます。

136ページでございます。5款環境費を御覧ください。予算現額437億3,000万円に対しまして、支出済額は403億2,715万円でございます。このうち人件費を除きます環境局所管分と致しましては、予算現額291億9,100万円に対しまして、支出済額が258億1,819万円でございます。

まず初めに、1項環境総務費、1目環境総務費でございます。これは15年度に作成致しました京のごみ戦略21を推進するため、新たに開始致しましたリターナブル瓶等の拠点回収でありますとか、コミュニティ回収制度の創設、また廃食用油燃料化事業、南部資源リサイクルセンター運営などのごみ減量リサイクルの推進のほか、環境保全活動センター、愛称京エコロジーセンターの運営あるいは京都環境保全公社などに対する貸付金、局の運営等に要する経費でございます。支出済額174億7,431万円のうち、人件費145億895万円を除きました環境局の所管分と致しましては29億6,535万円でございます。

なお、不用額2億20万円のうち環境局の所管分は1億7,016万円でございます。これは、主に補助金が当初の見込みを下回ったことや、事務費等の節減によるものでございます。

次に、138ページにお移りいただきたいと思います。2項でございます。環境保全費、1目公害対策費でございます。これは、京都市地球温暖化対策条例の制定に向けました取組でありますとか、家庭電化製品への省エネ性能ラベル表示や市内事業者への KES の普及促進、更には環境に配慮した商品を購入するためのグリーン購入促進事業など、多様な地球温暖化対策を展開したものでございます。

また、市役所を本庁舎に加え、すべての区役所、支所でのISO14001認証取得を目指した取組のほか、大気汚染、河川水質の常時監視、工場等の発生源に対する環境汚染に係る指導等に要した経費でございます。支出済額は3億9,937万円でございます。

なお、不用額は7,088万円でございますが、これは、主に調査等の委託料が当初の見込みを下回ったことでありますとか、事務費等の節減によるものでございます。

続きまして、3項でございます。ごみ処理費、1目ごみ処理事業費でございます。これは空き缶、空き瓶、ペットボトルの分別収集、家庭ごみや大型ごみの収集、運搬等に要した経費でございます。16年10月からはプラスチック製容器包装の収集世帯を全世帯の約1割に当たる7万2,000世帯で実施を致しております。支出済額は33億1,083万円でございます。

なお、不用額は3億1,163万円でございますが、これは主にごみの収集等に係る委託料が当初の見込みを下回ったことなどによるものでございます。

続きまして、次のページ、140ページを御覧いただきたいと思います。2目のクリーンセンターの運営費でございます。これは、クリーンセンターでのごみの焼却、破砕等に要した経費でございます。支出済額は26億8,553万円でございます。

なお、不用額は5億6,663万円でございますが、これは主に光熱水費や薬品等の効率的な使用によります経費の削減に努めたことでありますとか、施設の運転、維持管理業務の委託におけます契約決定額の減によるものでございます。

続きまして、その下の3目でございます。埋立管理費でございます。これはエコランド音羽の杜におけます各種施設の管理運営に要した経費等でございます。支出済額は6億3,964万円でございます。

なお、不用額は6,032万円でございますが、これは主に光熱水費や薬品等の効率的な使用による経費節減に努めたことでありますとか、施設の運営、維持管理業務委託におけます契約決定額の減などによるものでございます。

では、続きまして、1ページお進みいただきまして、142ページでございます。4項でございます。4項の1目ふん尿処理事業費でございます。これは、ふん尿の収集、運搬処理、及び公衆便所の維持管理等に要した経費でございます。支出済額は7億3,895万円でございます。

なお、不用額は4,982万円でございますが、これは主にふん尿の収集経費が当初の見込みを下回ったことなどによるものでございます。

続きまして、5項に移ります。機材管理費、1目機材管理費でございます。これは、ごみ収集車両の整備、維持管理等に要した経費でございます。支出済額は2億3,414万円でございます。

なお、不用額は1,955万円でございますが、これは主に自動車保険料が当初見込みを下回ったことなどによるものでございます。

続きまして、6項環境施設整備費の1目環境施設営繕費でございます。これは北部クリーンセンターの整備でありますとか、南部クリーンセンター第一工場大規模改修あるいはダイオキシン類削減対策工事のほか、廃食用油燃料化施設の建設でありますとか、焼却灰溶融施設の整備等に要した経費でございます。支出済額は144億9,861万円でございます。

なお、北部クリーンセンターや焼却灰溶融施設整備等で10億560万円を平成17年度に繰越しを致しております。また、不用額は5億280万円でございますが、これは主に工事等の契約額が当初の見込みを下回ったことによるものでございます。

1ページ進んでいただきまして、144ページをお開きいただきたいと思います。2目でございます。環境車両整備費でございます。これは、ごみ収集車両等10台の購入に要した経費でございます。支出済額は5,595万円でございます。

続きまして、3目でございます。ごみ埋立地整備事業費でございます。これは東部山間埋立処分地の浸出水を集排水する設備の工事でありますとか、水垂埋立処分地の整備等に要した経費でございます。支出済額は2億8,978万円でございます。

なお、水垂埋立処分地跡地整備事業や東部山間付帯施設工事で5億8,960万円を平成17年度に繰り越しております。また、不用額は1,344万円でございますが、これは主に工事等の契約額が当初の見込みを下回ったことなどによるものでございます。

以上で、報第18号平成16年度京都市一般会計歳入歳出決算の環境局所管分につきましての御説明を終わらせていただきます。

では、続きまして、報第30号でございます。平成16年度京都市基金特別会計歳入歳出決算の環境局所管分につきましての御説明に移らせていただきます。事項別明細書の360ページをお開きいただきたいと思います。

1款基金収入、17項環境保全事業振興基金収入、1目財産運用収入でございます。収入済額の1,321万円は環境保全事業振興基金の運用益でございます。

続きまして、ずっと後の方へ飛びまして376ページとなります。376ページの17項でございます。下から四つ目でございます。環境保全事業振興基金でございます。1目一般会計繰出金でございます。これは住宅用太陽光発電システム設置助成に充当するため、一般会計に繰り出したものでございまして、支出済額は1,321万円でございます。

以上をもちまして、報第30号平成16年度京都市基金特別会計歳入歳出決算の環境局所管分につきましての御説明を終わらせていただきます。

最後になりますが、報第32号でございます。お手元の平成16年度京北町一般会計歳入歳出決算事項別明細書を御覧いただきたいと思います。

まず、歳入でございます。424ページとなってございます。424ページでございます。一番下でございます。13、国庫支出金の収入済額8,505万円でございます。このうち環境局所管分は502万円でございます。これは浄化槽設置整備事業費に係る国庫補助金の収入でございます。

続きまして、4ページ進んでいただきまして428ページでございます。428ページの府支出金、14款府支出金の収入済額でございます。1億1,824万円のうち環境局所管分は502万円でございます。これは浄化槽設置整備事業費に係る府補助金の収入でございます。

続きまして、更にお進みいただきまして440ページでございます。諸収入でございます。諸収入の収入済額11億1,385万円のうち環境局所管分は73万円でございます。これはごみ袋売りさばき手数料及びし尿券売りさばき手数料などの収入でございます。

更に8ページお進みいただきたいと思います。448ページでございます。町債の収入済額11億120万円のうち環境局所管分は190万円でございます。これは、常照皇寺にございます公衆便所の改修工事に係る町債の収入でございます。

以上、環境局所管の歳入決算額の合計は1,268万円でございます。

引き続きまして、歳出でございます。更にお進みいただきまして498ページでございます。衛生費でございます。1項の保健衛生費の支出済額3億7,187万円のうち環境局所管分は1億683万円でございます。浄化槽設置整備事業補助金及び合併処理浄化槽維持管理費補助金などに要した経費でございます。

更に進んでいただきまして、508ページでございます。2項清掃費でございます。支出済額4億7,734万円のうち環境局所管分は4億6,527万円で、船井郡衛生管理組合に対する負担金などに要した経費でございます。

以上、環境局の所管の歳出決算額の合計額と致しましては5億7,210万円でございます。

以上で、環境局の所管、平成16年度決算の御説明を終わらせていただきます。以上でございます。よろしくお願い致します。

主査(せのお直樹)

御苦労様でした。ここで確認のため、質疑通告者と順序を申し上げます。富委員、加藤広太郎委員、津田早苗副主査、砂川委員、中川委員、樋口委員、久保勝信委員、山岸委員、磯辺委員、玉本委員、柴田委員、佐藤委員、加藤広太郎委員、村山委員。通告漏れの方はおられませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)

ございませんね。それでは、まず理事者にお願い致します。答弁は質問の趣旨を的確に捕らえ、簡潔に行っていただくようお願い致します。では、順次発言を許します。

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村山 祥栄

後、最後になりました。トリを務めさせていただきます。

私の方からは、ごみの収集に関して何点か御質問させていただきたいと思います。

まず最初にお尋ねをしたいのは、収集車両についてなんですが、私も初めてなもので少し勉強させていただいておりますと、どうも聞いていますと、直営でやっている分と委託でやっている分、それともう一つ、庸車というシステムがあるという風に伺いました。要は車両と運転手を借り上げて、作業員お二人は京都市の職員というような形態でやっておりますというお話を過日お伺いをさせていただきました。どうも聞いておりますと、昭和30年代ぐらいから長く続く制度のようでございまして、その当時の時代背景とか、車の免許を持っていない方が多かったとかそういった話を色々伺ったんですが、こういった制度が今の社会情勢になって大きく変化をしている中で、いまだにこの庸車という制度を採り続けている必要性からお尋ねをしたいと思います。

事業部長(山岸吉和)

今委員の方からございましたように、収集車の体制でございます。運転手一人、収集員二人という体制で行っておりますが、車も含めてすべて直営というのと、それからすべて民間の委託、その中間の形態で庸車という、車と運転手が業者さんというものでございます。

これについては、経過、モータリゼーションが進んでくる中で、こういう中間的な形態が取られてきたという理解を致しております。現在の収集につきましても、我々としては、この直営、庸車、委託、この3者の間のバランスを取りながら、効率的な運営に努めて参りたいと考えております。

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村山 祥栄

違います。分からないんですよ、私教えていただきたいのは、この庸車という制度が何で必要なのかということなんです。

もっと分かりやすくしていただいた方が、費用負担もしっかりと分析もできますし、そもそもこれを見ていますと、直営でやった場合は、1台1年間で2,300万のコストが掛かりますよと。庸車でやった場合は2,800万も掛かりますよと。

大体今民間委託をどんどんしなきゃいけないとか言っていて、民間委託すると安くなるから民間委託しようという話が、そもそも出ている話で、なぜ、この庸車にすると500万からのコストが上がってしまうというものを、いまだに採り続けていかなければいけないのかという、その意味を教えていただきたいんですが。

事業部長(山岸吉和)

先ほども申しましたように、この庸車という制度を採り入れた中に、元々荷車を引っ張ってごみを集めていた、それが三輪、四輪という形になって、今のパッカー車という形になっております。衛生的な収集ということがございますが、そういう中で、当然私ども収集の職員がおります。そういう中で、車また運転手というものを確保するという意味からこの庸車という制度が出来ているという風に理解を致しております。

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村山 祥栄

分かりました。どう考えても、その当時の背景からすると、極めて効率的な制度だったと思いますけれども、やっぱり、もう半世紀もたった今、改めてこうして見ますと、この制度は新しく見直しを掛けていくべきであるという風に思います。

それと、次に委託の部分と併せてお尋ねをしたいんですけれども、この委託、頂いた資料で分析をしていたんですが、トン当たり大体処理費用が2万2,628円という金額になりました。純粋に作業量と台数と金額で割り出した数字なんですけれども、これ、委託にしてはいかがなんでしょう。高くないんでしょうか、安いんでしょうか。どうでしょう。

事業部長(山岸吉和)

トン当たりの価格でございますが、それは私ども契約致しております。他都市の状況、収集単価というのはどういうものが含まれているかというのは、なかなか分からない部分がございますが、委託をしている他都市の例を見ますと、1トン当たり2万数千円という例がたくさんございますので、委託そのものの価格としてはそれほど差はないものという風に考えております。

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村山 祥栄

なるほど。千葉なんかは8,000円ぐらいでやっていますね。

例えばですけど。これは地方自治経営学会が出している数字かな、全国の平均数字を出していて、委託費が八千数百円という風に出てございます。これから見ると、かなり高止まりしているのじゃないのかなという風に思うんですが。

そもそも先ほどの庸車も含めてお尋ねしたいんですが、庸車、委託、これは入札を行ったうえでの金額になっているんでしょうか。

事業部長(山岸吉和)

価格でございますが、これにつきましては、随意契約で行っております。

村山 祥栄

なぜ入札制度があるのに、随意契約をずっと続けていらっしゃるのか、その辺をお聞かせください。

事業部長(山岸吉和)

家庭ごみ、ごみの収集処理につきましては、一般廃棄物については、市町村に主に責任がございます。そういう中で、処理計画を立て、安定また効率的なごみ収集処理ができる場合について、現在も随意契約を認められております。その考えに基づいて随意契約を行っているところでございます。

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村山 祥栄

ちなみに、これ頂いた資料を見ていますと、庸車に関しては4社でやっていらっしゃいますね。委託に関しては6社でやっていらっしゃると思うんですが、これはいつごろからずっとこの10社の会社に委託及び庸車をされているんでしょうか。

事業部長(山岸吉和)

庸車につきましては、これはデータがございませんけれども、かなり以前から行っております。委託につきましては、平成8年から今の形で行っております

村山 祥栄

長々とずっとこれ、随意契約でされているということですが、正直な話、もう結論から言いますと、どう見ても、これ、庸車単価も委託単価も極めて高いと思うんですね。

1日当たり委託が8万4,190円、それから庸車、車と運転手1人で1日5万3,790円という金額を頂いておりますが、これは委託にしてはべらぼうに高い金額だと思わざるを得ません。民間の平均委託単価から比べますと、大体2.7倍に近い数字。

そもそも直営でやっているよりも庸車の方が高いなんていうことは、本来あってはならないものでありますから、これは早急に見直しを掛けていただいて、ある程度、随意契約は随意契約で結構ですけれども、いろんな業者にしっかり入っていただいたうえで、コストを出していただいて進めていく方が筋なんじゃないでしょうか。いかがでしょう。

事業部長(山岸吉和)

契約の価格については、16年度も見直しを行ったところでございますが、先ほども申しましたように、ごみの処理について安定的、効率的に行うということで、市の裁量行為は認められておりまして、現時点でその制度自体、大幅に見直すということは今考えておりません。

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村山 祥栄

考えてくださいよ。お願いします。

これ、今回ごみ袋の御負担を市民の皆さんに求めるというお話が今日も朝からずっとされておりました。私も比較的受益者負担に関しては、広めてやっていかなきゃいけない施策だと思っていますし、そういう意味では、十二分にその制度の意味を理解しているつもりです。しかしながら、市民の皆さんに負担を求めるという話をするうえで、やはり、環境局もそれなりにしっかりと、我々もコストの分に関して努力を致しましたよと、これだけのことをやりましたよということをしっかり市民にお示しせずして、そういった費用負担を市民の皆さんに求めていくのは、私は筋違いじゃなかろうかなと思っております。

単純に、これ頂いた資料を足し込んだだけですけれども、収集車両の経費で今約78億掛かってございます。これが民間並みのコストで行うことができれば23億7,800万。約3分の1ですね。というコスト、この50億からの開きを今お話では放置しておくと、このまま内らはこれで続けていくんだと。

多分、安定的な供給というお話をされましたけれども、私は、今のやり方を変えたところで、安定的な供給ができなくなるとは思えません。事実、他の自治体はそういう形でやっていらっしゃるんですから、なぜそれをはなから、今のままで内らはやるんですよというような御答弁しかなさらないんでしょう。特に今この市民の皆さんに負担を求める大事な時期に来てですよ。改めて答弁を求めます。

事業部長(山岸吉和)

収集業務は、全般と致しまして、市の市政改革にもこれすべての分野で民間活力の導入ということがうたわれております。ですから、私ども決して否定するものではございません。常に見直しを行って参りたいと考えております。

ただ、この業者の契約の問題等については、過去の経過等いろんな問題がございます。そういう中で、できる範囲での見直しをさせていただきたいと思っております。

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村山 祥栄

今最後におっしゃった過去の経緯とは何でしょう。

事業部長(山岸吉和)

それは、先ほど申しましたが、モータリゼーションの中での車あるいは運転手の確保という問題から、この庸車というものが走っているということでございます。(発言する者あり)

委託につきましては、今現在も、パーセントで行きますと、台数でいきますと14パーセント程度でございますが、これらについては、直営、庸車、委託のバランスを見ながら考えていきたいという風に思っております。

村山 祥栄

分かりました。これ以上言いません。

この前頂いた資料をずっと見ていますと、やっぱり、当然ながら業者によってばらつきがありますし、庸車に関して言ったら、10億を超えている業者もありますわね。委託に関しては、多い所と少ない所のばらつきがばらばらです。一体これが何によって決められているのかということ、それから、このまま続けていって、今おっしゃっていたような、私が申し上げたような民間並みのコストになるのかどうかということ、もう一度しっかりと考えていただいて、改善策を検討していただきたいと思います。

それから、もう一つ、この直営の数字の方にも目を付けたいんですが、これも頂いた数字で分析を致しますと、大体トン当たり2万253円という金額になってございます。これ、やっぱり妥当な数字なんでしょうかね。

事業部長(山岸吉和)

単価につきましては、比べるデータが非常に限られているということがございます。そういう中で、我々政令市の数字なんかで比べておりまして、特に京都の場合、市域が広いということがございます。それから、工場もかなり離れた場所にあるということがございまして、かなり比較が難しいということは御理解いただきたいと思います。

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村山 祥栄

分かりました。もう時間あらへんので、この話の続きは、ほかでまたさせていただきますけども、絶対的に多分これは高いと思います。共済費なんかも全然入っておりませんし、この続きはまた市長総括でもさせていただこうと思いますが、改めてそういった部分の改革をしっかりとやっていただいたうえでのお願いにしたいと思います。

以上で終わります。

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