Murayama Shoei Official Web Site

現在の位置です。

  1. ホーム
  2. > 活動
  3. > 委員会質疑
  4. > 平成17年10月04日 建設消防委員会(第10回)

平成17年10月04日
建設消防委員会(第10回)

委員長(砂川祐司)

請願第606号及び607号、マンション建設の指導を審査致します。理事者、説明願います。畑中建築指導部長、どうぞ。

建築指導部長(畑中政治)

請願番号第606号、607号マンション建設の指導についてでございます。お手元の委員会資料を御覧ください。下側の付近見取図に記載しておりますように、左京区松ケ崎の京都工芸繊維大学の西側、カンポール京都の跡地で左京区役所の移転が予定されている土地の東側に7階建てのマンションを建設するというもので、この建設に関する指導を求める請願でございます。

建築物の概要等につきましては付近見取図の上に記載したとおりでございますが、裏面の配置図を御覧ください。配置図は上を北としております。7階建て、一部6階建てで25戸の住宅がございます。建築主は株式会社リクルートコスモス関西支社、支社長山嵜充雄氏でございます。

請願者は、第606号が松ケ崎の住環境を考える会準備会世話人小畑健二氏、第607号が、同じく松ケ崎の住環境を考える会世話人西尾和義氏となっております。

では、請願の趣旨を簡単に説明させていただきます。

松ケ崎マンションは7階建て、高さ19.97メートルで計画されているが、建設予定地は第一種低層住居専用地域に近接しており、地域住民にとって日照、景観、眺望、プライバシー侵害の問題、駐車場の不足、ごみ置場、通学路の安全等、多くの問題を抱えている。これまで2回の説明会が行われたが、誠意ある回答、理解できる説明がなされていない。地域住民として、この状態で7階建て、高さ19.97メートルのマンションが建設されることを容認することはできず、せめて4階建て以下のマンションに設計変更するよう指導を願い、次の3点を請願する。

  1. 建築主、設計者及び施工者に近隣地域住民と十分に話し合うよう指導すること。
  2. 近隣地域住民の理解と納得なしに建設を許可しないこと。
  3. 近隣地域住民の理解と納得を得られるよう、設計変更を指導すること

というものでございまして、この請願について御説明致します。

本件につきましては、中高層条例の届出が平成17年9月2日に提出されていますが、建築確認はまだ申請されておりません。

経過でございますが、建築主は中高層条例に基づき、平成17年7月下旬に近隣住民への個別の説明を行うとともに8月30日に全体説明会を開催しています。9月16日に第2回説明会が行われ、近隣住民により構成された、仮称、松ケ崎の住環境を考える会から建築主に対して、

  1. 階数を4階以下にすること
  2. 東側道路を6メートル以上に拡幅すること
  3. 駐車台数の増加、駐車場入り口の変更を行うこと
  4. 近隣住民との誠実な話合いにより諸問題を解決のうえ建設すること
  5. 近隣住民の合意があるまで確認申請は行わないこと

などの内容を盛り込んだ要望書が提出されました。建築主からは、要望書に対して、次回の説明会において文書で回答するとの報告を受けております。

本市には9月の初旬から近隣の住民の方々から御相談をいただいており、建築主側に対して建築計画の見直しと十分な話合いを行うよう指導しているところでございます。本市と致しましては、今後とも、建築主と近隣住民の皆さんとが誠意を持って話し合われ、紛争の解決が図られるよう、調整に努めたいと考えております。以上でございます。

委員長(砂川祐司)

何か質問はございませんでしょうか。

村山委員。

↑このページのトップへ

村山 祥栄

すみません、ちょっと1点だけ、御存じの範囲で教えていただきたいんですが、この近隣は、御存じのとおり妙法が見える非常にいい立地の場所で、妙法がほかの五山に比べてちょっと低いということもありまして、眺望の問題が少し気になるところなんですが、この周辺は、大体この7階建ての約20メートルぐらいの規模の建物というのはどれぐらい建っているものなんでしょうか。分かる範囲で、ほかにこれぐらいの高さが周りには建っておりますよということが分かれば教えていただきたいのと、後は、これによってどれぐらい眺望に影響を及ぼすのかなという部分を分かる範囲で教えていただければ幸いです。

都市企画部長(田辺眞人)

いわゆる20メートルの高さの部分でございますが、このゾーニング、図面等を見てもらったら分かるんですが、一つは、もうほとんど公的な土地が占めております。その範囲が一番西側の簡保の部分、それから若干民地があって、すぐ横が大学、それからすぐ横にグラウンドがございます。

この20メートルの高さ規制を使っているのは、正確にちょっと数字は分かりませんけど、大学の校舎についてはこの数字を使っているという風に考えております。

それから、道路に面して25メートル幅の15メートルの高さ規制になっていますので、北山通に関しては20メートルの建物は基本的にないという風な状況でございます。

委員長(砂川祐司)

以上で建設局関係の審議を終わりますが、この際、建設局に対しまして何か質問ございませんでしょうか。

↑このページのトップへ

村山 祥栄

少しだけ質問させていただきます。

ちょっと地元事になるんですが、下鴨の御蔭通と泉川通の交差点に当たる部分、丁度下鴨神社の南西部分に当たるんですが、昨年度に予算を付けていただいて交差点改良をしていただきました。

かねてから地元からの要望のあったことでございまして、これは非常にありがたかったなと思っておるんですが、昨年の10月に完成をしてから約1年がたつわけですが、ここの交差点で事故が頻繁に起こるようになっております。まずそのことを御存じいただいているのでしょうか。どうなんでしょう。

建設局理事(西村恭徳)

御指摘の箇所は御蔭橋西詰めの交差点の改良の現場かと思いますが、その改良後、事故が頻繁に起こっているというのは、今のところ聞いておりませんが。

↑このページのトップへ

村山 祥栄

じゃ、認識を新たにしていただきたいんですが、この工事をやるときに、地域の方とかと色々とお話をしていただいた中で、いろんな検証をしながらこの工事を進めてきた経緯があろうかと思うんですが、それで行きますと、大体、改良するまでは年に1件ぐらい事故があるかないかというペースであったんですが、完成してから、実はこの前も1件ありまして、この1年間で4件事故が起こっております。

幸い死亡に至るような事故は今のところ発生しておりませんけれども、大体、発生しております箇所が決まっておりまして、丁度南側から出てきて東ないしは西に抜ける自転車が車と接触事故を起こしているというパターンが結構ございます。

そういった部分で、今、存じていらっしゃらなかったので、ちょっと一度調べていただきまして、市民の皆さんの安全にかかわることでございますので、できるだけ早くしかるべき改善を考えていただきたいという風に要望させていただきたいと思います。

それと、ちょっとそれを受けて、教えていただきたいんですが、そもそも今、交差点改良なんかで行きますと、国交省が推進している、いわゆる危険そのものを排除していきましょうよという、例えば今、交差点の歩道スペースを大きく取るという方法と、もう一つ、どっちかと言うと、危険の部分はある程度危険な部分として残しつつ、それを抑止力として事故を減らしましょうよという、名古屋なんかは、どっちかと言うとそういうことをやっていらっしゃるみたいですけれども、そういった方法があると思うんですが、私もずっとこういう危険そのものを排除する方法が最善ではなかろうかという風に捕らえていたんですけれども、今回の事故の形態なんかを見ておりますと、元々非常に危険な場所と言われていた交差点でした。

改善をしていただいたことで、かなり、そういう意味では危険でないなということを皆さんが感じるような交差点に改善をされたわけですけれども、逆に、それによって事故がちょっと増えているんじゃなかろうかなということを考えますと、今後、どういった形で交差点改良や道路改良を進めていくのが最善なのかなというのが、私自身が分からなくなってきているんですけれども、その辺の建設局さんの御所見を併せてお聞かせいただければと思います。

建設局理事(西村恭徳)

交差点の改良については、これまでから公安委員会等とも協議しながら、色々、計画して実施をしてきたわけですが、今回の場所で、むしろ改良したことによって事故が起こっているということでございますが、また、警察とも協議して、現場をもう一度調査して、改善していく点があれば、また改善して、事故の減少に努めていきたいという風に考えております。

交差点における事故をなくす方法については、我々がやっているハード対策と、後、やはり運転者そのものを注意喚起と言いますか、大部分がソフトにかかわる部分だと思いますので、その辺についても、警察と言いますか、公安委員会と、ソフトの部分についても協議しながら事故の減少に努めていきたいと、このように考えておりますが。

↑このページのトップへ

委員長(砂川祐司)

ほかに質問はございませんでしょうか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

なければ、以上で建設局を終わります。理事者の皆さん、御苦労様でございました。

委員長(砂川祐司)

委員会を再開致します。

消防局の審査を行います。初めに、付託議案の審査を行います。

議第218号及び219号、京都市消防団員等公務災害等補償条例の一部を改正する条例の制定について、ほか1件、以上2件について審査を行います。

審査は、議案についての説明を一括して聴取した後、それぞれの議案について審議を行うことと致します。

村山委員。

↑このページのトップへ

村山 祥栄

すみません、1点だけ確認させてください。

先ほどから何とか大原に救急車をということでお話をいただいているんですけれども、具体的に、先ほどから予算の話をしていかないけないですねという話やったんですが、1台救急車を大原地区に配備することによって一体どれだけのコストが掛かるのか、それはもう配備するときの車のお金と、先ほどお話ありました建設コストの問題、それから、後は1年間、普通に回していく中で掛かるコストは一体どれぐらい新たに必要になってくるものだろうかと、そこだけ教えていただければと思います。

総務部長(長谷川純)

経費についてのお尋ねでございますけれども、救急車1台は現在のところ、1,900万円、それから、当然、救急車の中にはいろんな多種多様な機材を配備致しますので、これら合わせますと1台当たり約3,100万円程度掛かるということでございます。

それから、用地につきましては、これは当然、用地の広さによるわけでございますけれども、大体、今現在の試算では500平米から600平米ぐらいの敷地が必要になってくるということでございまして、そこで路線価等を参考に試算を致しますと3,880万円という数字を一応今のところはじいております。

それから、建設費用につきましては、庁舎の費用でございますけども、本庁舎だけですね、仮設費用は除きますけれども、約1億5,000万程度という風に試算を致しておるところでございます。

以上でございます。

↑このページのトップへ

村山 祥栄

1年間の運営コストについてもお願いします。

建設費は1億5,000万と聞いた。後、中の備品代とかで結構色々と部屋を造らなあかんというお話やったので、それも掛かってくると思うんですが、そこも合わせて教えていただけたらと思います。

総務部長(長谷川純)

ランニングコストにつきましては、大体10年でその車を更新するといったようなことがございまして、大体年間四、五百万程度のランニングコスト、整備費ですね、そういうものが掛かるという風に、現在のところ考えております。

以上でございます。

↑このページのトップへ

村山 祥栄

車の方もそうなんですけど、そうじゃなくて、具体的な人件費とか、新しく出てきましたね、そのために人を入れなくちゃいけないとか、その場所を回すコストというので一体どれぐらい掛かるのかなというのが知りたかったんです。

総務部長(長谷川純)

私どもの方では、今現在、非常に厳しい財政状況の中で、先ほども申し上げましたけれども、救急隊そのものを専任で増隊するということは、この地域の状況によりますと難しいという風に考えております。

したがいまして、人件費につきましては、今現在おる隊員を兼務させることによって対応するということでございます。救急救命士を将来置きますと、この救急救命士の手当ということももちろん発生致しますけども、それはそう大した話ではございませんので、そういったことで、できるだけ人件費が掛からないというようなことで進めて参りたいと考えております。

以上でございます。

↑このページのトップへ

村山 祥栄

ということは、今の人員で新しく救急車だけを置くという発想。ということは、さっきちらっとお話があったのはどんな話やったんですかね、救急車が出ていったときに火事が起こったらどないするねんみたいなお話をさっきされていたかと思うんですけど、その問題を何とかクリアしなくちゃいけないんだよという話をさっきされていたと思うんですけど、結局その問題はもうそのままということでいいですか。

総務部長(長谷川純)

大原の出張所の直近の出張所は岩倉の消防出張所、それから修学院消防出張所というのがございます。もちろん左京の本署もございますけれども、この左京区全体の北部地域の中で車両が片方に偏するといったようなときには、私どもの方で消防指令センターの方からの指示で、一定の車両を、例えば東の方に行きなさいとか、西の方に行きなさいといったようなことで配置転換指令というものを打ちます。

したがいまして、仮に大原の救急隊が出動して大原地区が、消防隊がいなくなるといったことになりますと、私どもの方では、いわゆるロケーションシステム、カーナビシステムがございますから動態管理を致しておりますので、その辺りで適当な隊を選んで、大原地区の近くまで車両を移動するといったようなことが当面の方策としては考えられるという風に思います。

以上です。

↑このページのトップへ

村山 祥栄

ありがとうございます。

ということは、原則的に、新しく救急車を常備配備しても、新たなお金が年間のコストの中で発生するわけでは余りないですよと。基本的には初めに2億強のお金が発生しますよと、こういう理解でいいですね。

ありがとうございます。結構です。

委員長(砂川祐司)

 ほかにございませんでしょうか。

 (「なし」と呼ぶ者あり)

なければ、この請願、取扱いはいかが致しましょうか。

↑このページのトップへ

村山 祥栄

私の方も、予算的なものもクリアできない壁じゃないと思いますので、採択をさせていただきたいと思います。

委員長(砂川祐司)

本請願の取扱いにつきましては、採択との意見がすべてでございます。採択することに御異議ございませんでしょうか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

それでは、本請願は採択することと致します。よろしいでしょうか。

(「結構です」と呼ぶ者あり)

はい、決まりました。ありがとうございました。

以上で消防局関係の審査を終わりますが、この際、消防局に対しまして何か質問はございませんでしょうか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

なければ、以上で消防局を終わります。理事者、本当に長い時間、ありがとうございました。お疲れ様でした。

↑このページのトップへ