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平成17年03月02日
公営企業等予算特別委員会(第7回)

村山 祥栄

最後になりました。御質問をさせていただきます。

少し難しい話が多かったので、こんな話をしたいと思うんですけど、私、昔外務省の所管の特殊法人でバイトをしていたことがあります。バイトに行って何をするかというと、とっても暇でございまして、池袋で今日はお菓子を買ってこいとか、明日は所沢まで行って何か取ってこいだの、退屈なバイトをずっとさせられていたんです。

一体何をしているのかなということで行きますが、結局特殊法人でございまして、外務省のOBさんがのらりくらりと来て、業務委託を丸々受けてそれを遂行しているという所なんですけれども、本当にコスト意識どころか、のらりくらりとした何という職場なんだろうかというようなことを思ったことが以前あったんでございます。

ちなみに、企画総務部長(乾雅晴)という、公営企業という一つの組織を所管されているトップの局長に、こういう組織というのはどうしたら再生できるんだろうなという、少し論点がずれてしまうんですが、お尋ねしたいと思います。いかがでしょうか。

企画総務部長(乾雅晴)

大変今日的な大きな重要な課題を今先生から御指摘いただいたのではないかという風に思っております。本当に外郭団体の在り方というのは色々難しい問題があろうという風に交通局としては考えてございます。

確かに経費の削減のために、それまで交通局の職員が直に行っておったことを外郭団体にOB職員等を再雇用することによってその業務を代行するといいますか、実施してもらうというようなやり方でやってきたというのがこれまでの外郭団体の在り方の基本でございました。

ただ、その中で、今日的な問題として、実は次の展開というのが出て参ります。これはもう既に御承知のとおり、年金制度が65歳支給に変わりますことに伴いまして、高齢者雇用に関する法律が改正になりました。平成18年4月からは一定の暫定期間が置かれるわけですが、義務付けというのがございます。そうしたことも踏まえた中で、この外郭団体問題を考えていく必要があるのではないかという風に考えております。

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村山 祥栄

ありがとうございます。特殊法人の話を聞いたつもりやったんですが。

早速話の本題に入っていただいたので、本題に入りたいと思います。正に今回問題とさせていただきたいのは、協力会についてでございます。今少し今後の見通しのお話をさせていただいたんでございますけれども、少し振り返って、現在協力会が行っている業務委託について検証していきたいなという風に思います。ただ、時間の関係もございますので、かいつまんでお話をさせていただきたいと思います。

まず、協力会に委託をされてございます、いわゆる随意契約で行っているものが10項目あると思うんですけど、その中の誘導業務という、いわゆる構内に入ってくるバスを誘導していただくような業務がございます。事前に資料を頂いておるんですけれども、これの支払が6,790万、年間で協力会に対してお支払いいただいているわけでございますが、この積算方法が、1日当たり8,664円掛ける366日掛ける20.8人という計算になってございますが、日当と日数は分かるんですが、この20.8人という根拠をお示しいただけますでしょうか。

企画総務部長(乾雅晴)

今先生御指摘いただきましたのは平成15年度の契約の内容ではなかったかと思いますが、現時点で実際に協力会としては、この誘導業務に26人程度を掛けて行っております。いわゆる延べ、これだけの人間を張り付けるということで算定した根拠が20.8人であるという風に認識致しております。

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村山 祥栄

そうですね。20人で運営されていませんよね。私も何度も現場に足を運んで見ていたら、正にそのとおりでございます。

しかし、これを見ていますと、一人当たりという積算をされているんですが、配置時間は朝の6時から20時であったり、17時から22時であったりとかというのを、おしなべてこういった1日8,000円という単価計算をしているのが非常に理解し難いものがあるんじゃないのかなという風に思います。

それから、先ほどの20.8人というベースで算定をすると、ざっと1日4時間半ぐらいの業務になります。更に細かいことを言うと、時間単価1,958円という単価だけ見ると、非常に高い単価で業務を委託されていると思うんですが、この価格が適正かどうか、その辺はいかがお考えでしょうか。

企画総務部長(乾雅晴)

業務内容そのものについて、先生が現地を御覧いただきましてよく御存じだと思いますけれども、朝の早い時間から、それから状況によりましては夜のかなり遅い時間まで外部でずっと行う仕事でございます。文字どおり、雨であろうが雪であろうが当然でございますけれども、やる仕事でございます。1年365日それも実施致しておる、そうしたことも踏まえて妥当な金額ではないかという風に考えております。

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村山 祥栄

成る程、分かりました。僕も1,900円もらってやりたいなと思いますけど、それはいいとして、ちなみに誘導業務、各場所によって業務のやり方が全然違うんですが、例えば私の地元でございます北白川の仕伏町という場所がございます。ここはバスの折返地点でございまして、道路上を使って折り返すので、ここに誘導が必要だということで配置されていると思います。しかし、バスは1時間に、少ないときで2本、多いときで4本から5本ぐらい来るんですが、誘導していないときは何をされているんでしょうか。

企画総務部長(乾雅晴)

基本的には、バスの誘導をする必要がない場合には待機するというのがこの仕事でございます。

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村山 祥栄

さようでございますね。大体時間前になると、掘っ立て小屋みたいな所からぴょこぴょこぴょこっと出てきはって、ちゃかちゃかっと誘導してまた入っていかはるんですね。私、これを見ていて、これが確かに朝から晩までという業務であるのはそうなんですが、時間単価2,000円も出すのに金額が妥当かどうかというのは非常に疑問でございます。

それから、併せてお尋ねしたいんですが、この配置人員の時間を見ていますと、毎日時間が重複して入っている時間がございます。例えば北白川で行きますと夕方の7時半から8時までの間、ここは2人体制になっていますね。現実は3人いらっしゃるんでしょうけれども、そういう形でずっと積算を積まれております。これに関しては、なぜそこの部分だけが2人になっているのか、お答えいただきたいと思います。

企画総務部長(乾雅晴)

今先生御指摘の北白川仕伏町の平日の私どもの契約上の配置人員ということで御指摘いただいたと思いますが、1人は朝6時40分から20時の時間帯をカバーせよというものでございます。もう1人、2人配置しているのではないかというのは、17時35分から22時までの間、正確には22時5分ということですが、それまでの間もう1人を配置せよというものでございます。当然この間、1人は食事を取るわけでございますから、その交代を兼ねて2人をこの場に張り付けているというものでございます。

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村山 祥栄

食事を取るために2人張り付けておるということで理解してよろしいでしょうか。6時間も7時間も重複している日がございますけれども。どっちにせよ、この誘導業務、この時間単価とこれだけの業務時間を重複して依頼する必要があるのかどうかというのは、本当に疑問を感じざるを得ません。今の説明で納得感も得られておりません。

ほかの業務はどうかということで、たったかたったかほかの業務をちょっと見ていきたいと思うんですけど、例えば燃料補給業務、市バスそのものは、運転手さんがバスに燃料を入れんと、直接オイルマンという方がいらっしゃって燃料補給されていると伺っています。これに対して1年間で9,000万のお金が支払われていますね。

これは今度は積算の仕方が、一人当たり年間334万掛ける26人という積算になってございます。先ほどは1日当たりであって、今度は年収ベースで積算をされていたり、いかんとも積算の仕方に理解し難いものがあるんですが、この辺はいかがなんでございましょう。

企画総務部長(乾雅晴)

燃料補給業務でございますけれども、元々交通局職員が直営で実際に燃料を補給して参っておりました。非常に経費が高く付くということで、OBの職員に、退職スケールと合わせてですが、これを順次切り替えて参りました。その中で、協力会でこの職員を雇用し、協力会業務として実施してきているというのが現状でございます。

したがいまして、現状で今先生御指摘の部分は平成15年度の部分でございますけれども、そうしたものに対する一人当たりの人件費計算で算出をさせていただいたというのが実態でございます。

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村山 祥栄

先ほど来からお話をずっとされているんですけど、私、アクションプログラムをこの前から見ていましたら、経費の削減という所でかなりきっちりやっていくんだ、プラン・ドゥ・チェック・アクションでやっていくんですよという話をされていて、なぜこの辺がずるずるになっているのかが理解できません。

それから、燃料補給業務ですけれども、これ、例えば九条営業所で行きますと、4人体制で2人ずつ、2人から3人勤務されていますね。1日大体8時間勤務ですけれども、お話を聞いていますと、実働は4時間しか働いていないよと。実際そこに1人おったら補給業務というのは成り立つんですが、なぜここに2人も3人も張り付ける必要があるんでしょうか。

企画総務部長(乾雅晴)

燃料補給業務そのものについても、先ほどの誘導業務といわば同じような状況がございます。当然人間がそこに張り付いておるわけでございますから、交代要員等も必要になって参ります。長時間1人でそこで現実に可能かというと、可能ではないという状況ですので、一定の人員を配置し、そのローテーションでやらせていただいておるというのが今の状況であります。

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村山 祥栄

分かりました。ちょっと話をそらします。

終業点検、バスの点検、運転手さんが車を降りはるときに終業点検とかというのはされているんですよね。それって、時間はどれぐらい取られていますでしょうか。

自動車部長(水口重忠)

終業点検といいますか、車内の遺留物の点検ですね。それについては、運転手によって補給時間が違いますので、帰着して燃料補給をすると。で、独自の定位置に従った所にバス車両を置くと。で、停車をさせ、車内で戻りまして、後ろのみんなを見ましてですから、営業所の点呼バスとの関係もありますが、中の点検だけでありますとものの1分も掛からない、1分から2分ぐらい。その間、後、運賃箱を抜いたり作業して営業所に帰着しますので、距離によって少し違うと思っております。

村山 祥栄

ちなみに、今お話しいただいたときに、給油をして場所に戻してという話で、最後終業点検をするという話なんですけど、この給油している間、先ほど言った燃料補給業務の人が燃料を入れているわけですよね。この間運転手さんは勤務時間なんですか、勤務時間外なんですか。

自動車部長(水口重忠)

勤務時間内であります。

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村山 祥栄

ではお尋ねします。洛西営業所さんには燃料補給業務をされている方はいらっしゃいますか。

企画総務部長(乾雅晴)

洛西営業所は、近鉄及び阪急に今委託をしておる営業所でございます。燃料補給業務も併せて行っていただいております。

村山 祥栄

なぜ、近鉄や阪急さんに管理の受委託をお任せしている所は、運転手御本人さんが燃料補給業務を行って、直営でやっている所はこうして人にお願いしてやらなきゃいけないんでしょうか。

企画総務部長(乾雅晴)

洛西営業所だけでございますので、横大路営業所につきましては、現在も協力会の方で受託して燃料補給業務を行っております。

ちなみに、洛西営業所の場合にはそれほど大きな課題にはなっていないわけでございますけれども、都心部に近いといいますか、幹線道路に面した営業所の場合、それから所属車両の大変多い営業所の場合でございますが、主に給油はバスが営業所に戻ってくるときに行っております。

おおむね車によっても違うんですけれども、そのときの時分でも違うんですが、長いもので5分、短くても3分ぐらい給油に時間を要します。そうしますと、一時に戻ってくる営業所については、実際にその業務をいかに効率よくやっていくか、それによって実際、例えば烏丸営業所ですと、地下に御承知のように営業所がございますが、地上部で給油をするんですけれども、出発側はいいんですけれども、到着側にバス車両が大変並ぶとか、そういった日常的な状況がございまして、いかに効率的に給油するかというのは大変重要な問題であるという風に考えております。

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村山 祥栄

ということは、燃料補給業務は運転手にはさせられないという、こういう理解でいいんでしょうか。

ちょっと話がそれるんですけど、1日1回燃料補給したら大体持つと言われていますよね。200系統、いわゆる循環系はちょっと無理でしょうけれども、それ以外は大体できると伺っているんですが、1両につき3回も4回も補給するパターンが非常に多いと。1回につき3リットルとか10リットルしか補給せえへんよということが結構多々ありますよというような話を伺ったんですが、ちなみに、更に話を聞いていると、ダイヤに組み込んで進めているのでそういうことになっているんですというような話なんですが、これもまた無駄な話だなと。ますます無理して仕事を作っているんじゃないのかなと思わざるを得ないんですけど、この辺はいかがでしょうか。

自動車部担当部長(前田文男)

バスの燃料補給ですが、おおむね1日1回で、そう頻繁にということは通常は有り得ません。おおむね1日1回という状況でございます。

委員長(ふじい佐富)

ということで、村山委員、申し訳ない。時間になりました。

以上で、本日の質疑を終了致します。理事者の皆さん、御苦労様でした。委員の皆様も御苦労様でした。

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