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平成16年09月17日
公営企業等決算特別委員会(第4回)

村山 祥栄

遅くなりました。最後の質問をさせていただきたいと思います。

決算なんですけれども、本日ずっと午前中から議論が既になされてきた所も多いかと思います。特に今年は11年ぶりに黒字になったということで、特に退職手当の分ががばっと減ったことが、やっぱり何よりの要因であるという話は、既にされていたかと思います。

退職金に関しますと、ずっと見ていますと、今後平成19年、20年辺りでがばっと膨らむようですけれども、おおむねこの減り方でいけば、それがネックになってくることはないのかなという風に、大変心強い気持ちで見させていただいております。

さて、そこで、退職について、少しお尋ねをさせていただきたいんですが、今日頂いた資料の、項目の23項目というやつと1項目を見ていて、私よく分からなかったんですが、1項目め、これはルネッサンスプランの自動車事業の職員数の削減計画だと思うんですけれども、16年度から21年度までの間で、これ、数字を足し込みますと361人削減しますよと書いてありますよね。削減の足し算をしていきますとね。

片や、この23項目の今後10年間の退職者数及び退職手当についての項目を見ますと、これはどう足したらいいんでしょう。16年から20年までの退職者の人員を足したら、このルネッサンスプランに基づいた退職者の数が出るんですかね。どうなっているんでしょうか。

企画総務部長(乾雅晴)

まず、第1番としてお出しをさせていただきました職員数のマイナスの部分でございますが、これにつきましては、先生御指摘のように、退職の分もございますが、合わせて他事業等への配転分も含めて、これだけのマイナスを見ているという部分でございます。

今後の退職者の数と致しましては、23番目の項目で各年次に挙げさせていただきました数字が、私どもの現在予想と言いますか、予定数字でございます。

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村山 祥栄

ということは、どうなるんでしょう、これを見ていますと、退職者の数と削減しますよと言っている数がほぼとんとんなんですよね。それに加えて、配置転換をしていくという、多分その配置転換の分とこれから入ってくる人の分になると思うんですけれども、実は以前、別で頂いた資料に、今、若年嘱託がいらっしゃいますね。

これが、平成11年に5年後正規職員の試験を受けるという前提で45人、それから平成14年に76人、平成15年に31人。これバスの方ですね。バス事業で若年を入れておられます。これが今年から、平成16年、19年、20年ということで、順次正規職員になる試験を受けて、正規採用試験を受けていかれますけれども、これの数が全部で151人いらっしゃいます。基本的には、その試験に落ちる方ももちろんいらっしゃるものの、前提としては、いずれは交通局の職員として働けますよという前提で、この若年嘱託という枠組みに関しては入れていらっしゃるんですが、それプラス、人事委員会の方から雇われている試験職の方もいらっしゃいます。

これが仮に、去年ベースで言っても10人ぐらいの数になりますね。ということは160人ほどの現状新しい職員が入ってくる前提があります。ということは、今、配置転換の話をされていましたけれども、160人ほど交通局からざっと配置転換をしていこうという考えなんでしょうか。

企画総務部長(乾雅晴)

現在148名、市バスの若年嘱託という形で、基本的には正職員になる前提として職員がおります。その人数もこの中に、人数として含んでおるものでございますので、正職員に今後変わっていく数として、この中に含めております。

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村山 祥栄

やっぱり、分かりにくい部分がありますし、退職者の数とこのルネッサンスプランの職員数の削減計画の数とうまくかみ合わないので、具体的にどれぐらい配転をさせようとしているのか、どれぐらい入れようとしているのかというのをきっちり出してもらわないと、このルネッサンスプランの削減計画は、本当にきっちりできるのかどうかというのが少し見えてこない所がありますので、これに関しては、市長総括までに資料で頂ければ結構でございますので、少しお願いをしておきたいと思います。

それと、先ほどから退職の話をしているんですけれども、今なぜこの退職の話をきっちりしていかなきゃいけないかと言いますと、私が言うのもあれですけども、特に今、管理の受委託の25パーセントぐらい進んでいると思うんですが、これを50パーセントまできっちり持っていかなきゃいけないという所の話まではできていると思うんですね。ただ、この10年間でざっと、自動車で行くと、職員の数が約半分ぐらいに減ってくるという、大変そういう意味では身軽になろうと思ったらなれる10年間だと思うんですね。

最近、流れとしては民間委託をしなくちゃいけない、民間に出さなきゃいけない、いけないというのが、京都市だけじゃなくて、地方自治体すべての流れだと思うんですけれども、民間に出していく場合、急速に物事を進めると、当然ながらしわ寄せがどこかへ来ますのでよろしくない。実は、私、この前、春日市、福岡県にあるんですけれども、民間委託度全国ナンバー1と言われている町があって、行ってきましたけれども、やっぱり民間委託するまでに30年以上掛かっているんですね。やはり、京都市もそうですけれども、自治体が一時、大変苦しくなった、昭和40年代ぐらいからその取組を始めて、やっと今、民間委託がかなり進んでいる町になっているんですけれども、やはりネックになってくるのは、この人員の問題であると。退職者がそんな簡単に今まで出なかった。だから、30年掛かりました。だけども、京都市に関しては、この10年間で一気にそこまで、逆に言うと、30年分ぐらいの物事を進める余地が今ある。

という所でいきますと、まず管理の受委託を50パーセントまでする。これは決まっている分なので、できるだけ前倒しで進めていただきたいなと思うんですが、この先のお話。前提としては、交通局の今の形態で管理の受委託でいくと、50パーセントを超えることはできませんよね、今。これが国の指針が変わるのをある程度見越して早めに前倒しで進めていって、後更に60パーセント、70パーセントという所に流れとして持っていくべきかどうか。別にやるやらないじゃなくて、管理者の所見を私伺いたいんですけど、持っていくべきかどうかという、どういうお考えなのかなと。

若しくは、50パーセントにとどめて、それ以上は、基本的には交通局としてはできないという部分で行くと、じゃ、市長部局に交通事業そのものを移行させて、民間委託という形を採って、管理だけを京都がやっていくのか、そういった部分も含めて、ないしは、50パーセント以上はやっても意味がないですよと、やりませんよ、やる気はないですよという意見なのか、今後の自動車事業そのものの形態を今きっちり論議をしておかないと、さてまた後で人を入れてしまいました、また人いっぱいです、先に進みませんという状況になる前に、今これをやらなきゃいけない議論だと思いますので、その辺の所見をお伺いできればと思います。

交通局次長(西村京三)

村山先生の御質問でございます。基本的には、このルネッサンスプランに従いまして、平成21年度まで管理の受委託の2分の1まで、これは前倒しも含めて着実にやっていきたいという風に思っております。

同時に、退職者が大きく出て参ります。これ自体は、市電を廃止して、市バスに移行したころの方々ということで、非常に高い給料、同時に高年齢層がこの段階では、団塊の世代になっておるわけでございます。ですから、このピークを過ぎますと、非常に平均賃金自体も下がって参ります。こういった中で民間にごしてやれるだけの経営の体力を付けて、直営でやって参りたいというのが、今の考えでございます。

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村山 祥栄

分かりました。ということは、今のところ、50パーセント以上は、考え方として交通局にはないということでございますね。分かりました。

ただ、先ほどちらっとおっしゃっていましたけれども、やはり、賃金体系ががらっと変わりつつあるとか、大変経営努力をなされていますので、そういった考え方も一つなのかなと思います。分かりました。結構でございます。

では、次の質問に移らせていただきたいと思います。先ほど、少し北川委員の方からもお話がありましたが、市バスの定時性確保をしていく中で、何をしなきゃいかんかという所で、先ほどはバスレーンのお話をずっとされていたかと思うんですが、私は代わって、PTPS、公共車両優先システムについてお伺いをさせていただきたいと思います。

具体的に、これ、また手持ちで資料を頂いたんですけれども、PTPS を例えば北大路バスターミナルから西大路四条まで導入することで、約3分間、西大路四条から九条車庫までで6分間という明確に時間短縮という効果が表れていると思うんです。これに代わる今までいろんな策を採ってこられていると思うんですけど、私はこれを見ていて、取り組まれてたことが明確に効果として出ているなというのが分かるんですが、これ以外に効果として出ているものというのは、何かあるんでしょうか。

自動車部長(水口重忠)

京都府警の PTPS につきましては、私ども市バスも、九条営業所、烏丸営業所、そこを通ります合わせて210両に車載機を登載致しました。現実的には、やはり PTPS の、今村山委員おっしゃられた効果が非常に絶大だという風に思っておりますので、京都府警に引き続き要望して参りたいという風に思ってございます。

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村山 祥栄

だと思います。多分、この PTPS が最も定時性を確保していく上で、現段階考えられる施策としては一番私効果があるものだと思うんです。それ以外のこともたくさんやっているんですけど、私はここにもっともっと力を注いでいただきたいと思うんですね。

先ほどから京都府警とも交渉されていますという話でした。そもそもこの事業自体は、京都府警がやっている事業なので、基本的にはお願いをするというスタンスだと思うんですが、具体的にどういう形でどれだけきっちりお願いをされているのかということを、今までの経過を含めて御報告いただければと思います。

自動車部長(水口重忠)

手元の資料は、日々ということはございません。時期を折々見ながら、京都府警の申入れを致して、今ちょっと子細に資料はございませんが、そういったことで、駐車対策課、規制課、それから自動車交通部長等も含めて、私自体は数箇月に一度という形で、PTPS も含めて御要望に行っています。

そういう意味では、京都府警について、平成17年度、少し感触があるようなことは伺っていますが、確実な部分としては聞いておりません。結果として、平成16年度は実施はされなかったんですが、17年度に向かってやって参りたいというのは、以前にお伺いしたことがございます。

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村山 祥栄

是非ともきっちり話を詰めていっていただいて、特にこの北大路バスターミナルから四条という、余り交通に障害のあるものがない所でやるのではなくて、やはり、東山とか、ああいう障害がたくさんある所で早くこれを実施していただかないと、いつまでたっても、市民の足は遠のくばかりじゃないのかなと思います。

それと、加えて、これは暴論になると思うんですが、飽くまでこれ国の警察庁から予算が付いて下りてくる事業だと思うんですけど、これ聞いていますと、PTPS を付けるのて、結構金額的には思ったほど掛からないですよね。北大路バスターミナルから四条までで1億6,000万。京都市サイドとして市バス自身に登載するのが1台4万円で、ざっと1,000万円ぐらいなんですね。

という部分でいきますと、これ、ある程度地方財政法等の絡みはあると思うんですけれども、本当に京都市の市バスとしてこれが最も効果があって、やってもらわなきゃいけない事業だということであれば、それ以外にいろんなところにお金を割くよりも、ここにお金が逆流するというのは極めて変なんですけれども、例えば ITS 協議会みたいなああいうものを新しく作って、そういう形でお金の授受をするとか、何かしら考えてでも、きっちり対策を打っていただいた方が、私はお金の面も含めていいと思うんですが、いかがでしょうか。

自動車部長(水口重忠)

今、村山委員おっしゃいましたように、今度は北大路バスターミナルから東山通に向かっての半分という風なことでお考えのようであります。引き続き、先ほど申されました、私ども車両210両整備したときに970万程度でできておりますので、京都府警の予算措置も、金額はそれは多いのか少ないのかというのは、相手さんの懐もございますので。ですけれども、これが一番の効果がある事業だと思っておりますので、積極的に要求して参ります。

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村山 祥栄

分かりました。では、それで結構です。取りあえず、今、御答弁なかったですけれども、金銭的なやり取りの部分も含めて、これはかなり課題がありますし、下から上にものを上げるというのは難しいものだと思いますけれども、それも含めて、御検討いただきたいということを要望として申し述べさせていただきまして、私の質問を終わらせていただきます。

委員長(ふじい佐富)

御苦労様です。

先ほど村山委員から要求がありました退職予定者数等、職員数削減計画に関する資料について、理事者、提出できますか。乾部長。

企画総務部長(乾雅晴)

提出させていただきます。

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