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平成16年07月23日
交通水道委員会(第6回)

委員長(ふじい佐富)

ただ今から、公営企業等予算特別委員会を開会致します。本日は、付託議案について、討論結了することと致します。

それでは、付託議案12件について、各会派で検討願いました結果を御発表願います。村山委員。

村山 祥栄

少しだけ質問させてください。

先ほどからずっとエムケイのお話があるのですが、具体的にエムケイが参入してきた場合、どれぐらい売上げが減少していくのか、旅客数がどれぐらい減っていくのか、その辺のことが全然議論の中でございませんでしたので、まず、その辺から、飽くまで推測的なものになると思うんですが、お教えいただければと思います。

企画総務部長(乾雅晴)

エムケイが現在許可を受けておりますいわゆる外郭線、外周線の路線で市バスに対する影響と致しましては、年間2億円、2億円から2億4,000万円程度を私どもは推計致しております。

それから、現時点で申請しておる路線全体でございますと、これは外郭線内の主要な幹線路線すべてを循環するという路線ですが、この6路線で市バスに対しては16億円、地下鉄の上も走りますので、その分の影響というものもございますけれども、そうした影響を現在考えております。

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村山 祥栄

ありがとうございます。ということは、今ずっと議論になっていたのは、その2億円という数字の減少だけでとどまるわけですよね。

後、私が今一つ分からないのは、220円と200円という議論をずっとされているのですけど、もっと大きな差が出てくるのじゃないのかなと。と言いますのは、例えば、定期券なんかでいきますと、昨年、学生さんのバス通学なんかも大分前進致しまして、7,900円で全部乗れますよという風に大変良いサービスが出来たわけですけれども、これ、エムケイさんのを見ていますと、当面、開業後半年間は通学定期は2,400円でやると書いてはります。2,400円と7,900円とは、これはすごい差やと思うのです。

それだけじゃなくて、それぞれこれは通勤とか、昼間という定期で見ていくと、それぞれ結構なグロスになっていくのじゃないのかなという風に思うわけですけれども、その辺に対してはどのように今後御対応をされるのでしょう。本当にそういうのを含めたうえで、2億円だけのマイナスでとどまるのかなという所なのですが、その辺はいかがでしょうか。

企画総務部長(乾雅晴)

先ほど申し上げました2億円は、エムケイが現在許可を受けております外周線のルート、それの全お客様の数、私ども、市バスとエムケイの運転の比率と言いますか、それで見たものでございまして、先生御指摘の定期券の分も含めて、全額で見た現在の影響額という推計でございます。

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村山 祥栄

ありがとうございます。では、それはそれで結構です。

後、これは質問、純粋に聞きたいのですが、他都市でこういう競合が起こっている町というのはあるのでしょうか。あれば、具体的にどういった形でお互い調整をしているのかとか、若しくは調整していなかったらどんな形でぶつかっているのかというのが、資料があれば頂きたいのですが、その辺はどうですか。

企画総務部長(乾雅晴)

現在のところ、私どものつかんでおります情報では、大都市でこういう形でのいわゆる一般乗合い路線、それの競合する形での新規参入というものは、現在まではないという風に聞いてございます。

特定の輸送目的等での参入というのは、若干の都市であるということも聞いておりますが、そうした意味で考えますと、いわゆる調整等については、現在までなされたものはないのではないかという風に考えております。

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村山 祥栄

ありがとうございます。

それと、最後にもう1点だけお聞きしたいのですが、先ほどのバス事業を考える会のお話の中でもずっと出ていまして、事業改革の四つの柱というので、色々と改革をしていかなけりゃいかんなという話があるのですが、まずはエムケイさんに何とか参入をとどまっていただくということは、まず第1なのですが、具体的に10月以降、京都市としては、例えば、本数を減らすということを京都市でするのか、しないのかということとか。

後、例えば、エムケイさんなんかは、深夜なんかもかなり、夜中の1時ぐらいまで走らはるみたいですけれども、そっちに対して、京都市はもう全然手は伸ばさず、今までどおり現行どおり行くのかどうか。

それと、エムケイさんというのがもし参入された場合でも、1企業ですから、一番危ぐしておりますのは、やったはやったけれども、いきなりすぐ撤退するということも考えられるし、逆に本数なんか減らしてしまうと、撤退した分を、じゃ、またカバーしなあかんやんかということが出てきます。

この前も、エムケイさんがやったはる代行サービスなんかも、2箇月ぐらい前に、あっと言う間に撤退されていますから、そういうことを考えると、非常にそういう動きの早い企業でございますので、その辺も含めて、具体的に数字として見えている対策的な部分があればお教えいただきたいのですが、いかがですか。

企画総務部長(乾雅晴)

まず、バスの現在の市バスの運行本数を減らすことになるのかということでございますが、現時点でそういうことは考えておりません。

それから、夜間、特に深夜でございますけれども、これはやはり需要とコストが、いわば今まで以上に非常に高いコストが掛かるのは事実でございますので、そうしたものが引き合うのかどうかというのは、やはり事業としても判断が必要です。現時点で1時以降等のバスというのは、かなり難しいのではないかという風に思っております。

それから、3点目におっしゃいましたエムケイの参入後の撤退も考えられるのではないかということでございますし、当然まさにもうからなければ撤退をするということは、これは有り得るという風に思っております。

したがいまして、私どもは、エムケイが現時点でその輸送力と、私どもの市バスの輸送力とを調整して、撤退されては困るというようなことをするような考えは一切ございませんので、よろしくお願いします。

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